十一人の侍 | まーのブログ

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身勝手な館林藩主・松平斉厚に苦言を呈した忍藩主・阿部正由は斉厚の怒りを買って殺される。忍藩・家老が老中に提訴したが、斉厚が将軍の弟であることから提訴は却下される。主君の仇を討つために十一人の侍が立ち上がった…。監督は工藤栄一、主演は夏八木勲、共演は里見浩太朗、西村晃、近藤正臣、大友柳太朗、菅貫太郎、宮園純子等です。

(1967年度:東映)

集団抗争時代劇の傑作『十三人の刺客』に『忠臣蔵』の要素を加えたような作品です。それと豪雨の中、奇襲を仕掛けるクライマックスは「ミニミニ桶狭間」といった感じでしたが、『十三人の刺客』とは比較にならないくらいスケールが小さいし、十一人の侍の中でキャラが立っているのは仙石隼人(夏八木勲)と井戸大十郎(西村晃)だけで、その他の侍たちが地味すぎます。本作で一番光っていたのは菅貫太郎演じる斉厚の憎々しい悪役ぶりでした。期待しすぎていたのかもしれませんが、残念ながら期待ハズレの凡作でした。


(NHK-BSで鑑賞)