航空会社で働く人々の頑張る姿を面白おかしく描いたコメディーで、監督は矢口史靖、主演は田辺誠一と綾瀬はるか、共演は時任三郎、寺島しのぶ、田畑智子、笹野高史等です。
（2008年度：東宝）
矢口監督といえば、『ウォーターボーイズ』と『スウィングガールズ』が有名で、主人公たちが何かをやり遂げる姿を楽しく痛快に、そして感動的に撮るのが非常に上手い監督です。本作は今までとは毛色の違う作品かなと思っていましたが、乗客を安全にフライトさせることを目標としている人々の物語なので、よくよく考えてみると今回も「何かをやり遂げる」作品です。しかしながら、頼りない副操縦士とドジなＣＡを中心にハプニング続出で、ハッピーフライトというよりも、軽いタッチのコメディー版エアポート･シリーズ（航空パニック映画）といった内容でした。全面協力したＡＮＡのイメージダウンにならないのかなと心配になっちゃうほどです（笑）。乗客（笹野高史）のヅラネタなど、笑えるシーンが多くて楽しい作品でした。でも、前２作品と比べたら感動と鑑賞後の爽快感は薄れました。
（日本映画専門チャンネルで鑑賞）