地球外知的生命体による地球侵略を描いたＳＦパニック映画で、原作はＨ・Ｇ・ウエルズ、監督はスティーブン・スピルバーグ、主演はトム・クルーズです。
（2005年度：アメリカ）
本作の結末でズッコケた人は世界中で何千万人いますかね。勝手にケンカ売ってきた宇宙人が、勝手に自滅するとは…。地球の空気と食べ物が合わなかったって、お前らアホやろ！人類をはるかに凌駕する知的生命体やったら、前もって地球の環境とかもっと勉強してこんかいっ！ 原作は19世紀末に発表されたそうですが、今は21世紀。あの肩透かしの結末に納得する人の方が少数派でしょう。公開当時、「大阪では何体かのトライポッドを倒した」という件が話題になりましたが、それだけ大阪が汚い街ということですかね（笑）。道頓堀川に足を突っ込んだトライポッドが倒れていくところを想像すると笑けてきます。結末前まではＳＦパニック映画の快作、そして結末はお笑いネタ映画として語り継がれていくことでしょう。