父親の経営方針、生き様に反発していた次女が家業を手伝うことで、地元の温かい人々と交流し、父親の愛情を初めて知ると同時に、人間的に成長していく姿が描かれていきます。先の読める予定調和の内容ではありますが、ジンワリと感動させてくれる作品に仕上がっていました。それに数々の軽妙なセリフも面白かったです。主役の次女を演じた上野樹里ちゃんの好演も光りますが、娘への愛情表現が苦手なガンコ親父を演じた沢田研二さんの熱演が素晴らしかったです。心のスイッチを切り替えることで、自分の道が開ける可能性があることを、この作品から学びました。