近未来スーパーヒロイン映画で、監督はカート・ウィマー、主演はミラ・ジョヴォヴィッチです。（2006年度：アメリカ）
人工的ウイルスに感染し、驚異的な身体能力と知力を備えた｢ファージ｣の反乱を恐れ、政府は撲滅に乗り出す。そして政府が開発した最終兵器を奪うべく送り込まれた最強の｢ファージ｣ヴァイオレットは、その兵器の正体が9歳の少年だと知った時、全てを敵に回してでも彼を守ることを決意する…。
決してA級ではないB級テイストのSFアクション映画ですが、ヴァイオレットはセクシーでカッコよく、魅力的なヒロインです。オープニングからノンストップVFXアクションが展開され、かなり面白かったです。結局ここが最大の見せ場で、その後はやや尻すぼみでしたが…。微妙にショボいCGは、これはこれで味がありました。ジーナ・ローランズ主演『グロリア』をモチーフにしたそうですが、確かにSF版『グロリア』ですね。もちろん傑作の｢本家｣には遠く及びませんが…。