48時間以内に借金を返さないと殺される運命にあるダメ男の前に現れた絶世の美女。彼女の正体は天使だった。ダメ男と天使の奇妙な彷徨が始まった…。監督はリュック・ベッソン、主演はジャメル・ドゥブーズ、共演はリー・ラスムッセンです。
チビでブ男で小心者のアンドレと金髪長身の美女アンジェラ。何から何まで対照的な凸凹コンビによるファンタジーです。この作品はアンジェラが正体を明かす前と後で、大きな違いが発生します。前半のアンジェラはカッコいいキレ者。そして後半はある悩みを抱えているために弱さを見せ始めます。個人的には笑いの多かった前半の方が面白かったです。まぁ後半もそんなに悪くはないですけどね。そして結末は賛否両論だと思いますが、僕は好きですよ。ヨーロッパ映画に多いバッドエンドも別に嫌いじゃないですけど、この作品に限っては、あのベタなハッピーエンドで良かったと思います。普通に楽しめましたが、名匠リュック・ベッソンにしては物足りなさがあったのも事実です。ちなみにリー・ラスムッセンはグッチのモデル出身だそうです。