二十四の瞳 | まーのブログ

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小豆島の分教場に赴任してきた女教師と生徒たちとの交流を描いた作品です。原作は壷井栄さん、監督は木下恵介さん、主演は高峰秀子さんです。


超メジャーな文芸作品なので、読書感想文の宿題なんかで原作を読まれた方も多いのではないでしょうか。美しい島を舞台に、大石先生が赴任した昭和3年から、終戦翌年の21年まで、家族制度や貧困、そして戦争といった困難、悲劇に直面しながらも、決して揺るがない師弟愛が感動的に描かれていきます。怪我した大石先生を子供たちがお見舞いに行く小さな大冒険、修学旅行先における一つの再会、そして感動の結末と、全編に亘って泣けるシーンのオンパレードです。その比類なき叙情性、高峰秀子さんの名演、そして子供たちの素朴な演技が絡み合い、素晴らしいとしか言いようのない不朽の名作です。子供たちの澄んだ瞳の輝きが忘れられません。