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評価 (3点/5点満点)

「つくる」には何を考えればいいのか、どのような視点を持てばいいのか。

この本では「つくる」人になるためのエッセンスを紹介します。

 

先人たちがつくりあげたモノやサービスをいかにして改良するか。

これまでは、「つくる」のではなく「運営する」人が求められるようになり、調整型の人材が重宝されてきました。

しかし、前例踏襲でおかしなことをしない慣習が、日本企業の近時の停滞の原因です。

 

人間が唯一テクノロジーに勝てることは、価値を「つくる」こと。

AI時代に日本が再浮上するには、「つくる」ことが必要です。

 

つくれる人=新たな価値を創造する人。

ただし「つくる」ことはゼロイチではなく、大半が既存の技術やサービスの組み合わせであることは、よく言われることですね。

まずは「あんなものがあったらいい」と妄想することから始めましょう。妄想は、慣れと訓練で修得可能です。

 

【my pick-up】

◎大きなトレンドを意識して勉強する

大きなトレンドを見るためにおすすめなのは「人口」です。

日本は高齢者の比率が高くなる高齢社会に突入しています。高齢者が増えるということは、今まで以上に安全な社会を継続していくことが日本の経済にとっても大変重要だということです。高齢になれば、車を自分で運転しにくくなり、自動運転が必要になります。車を持っていなくても、人口が減少するので人手不足の問題もあり、公共交通機関を中心に自動運転が不可欠になります。

十分に体を動かせなくなる人も増えるでしょう。医療の発達で寿命が伸びている今、家事の支援をしてくれるロボティクスの存在感は今よりも格段に高まるはずです。ルンバなどの自動運転の掃除機も、現在はアーリーアダプターな家庭での普及にとどまっているかもしれませんが、今後は家事を担うロボティクスに注目が集まるでしょう。

高齢者になれば体が動かなくなるだけでなく、年齢とともに記憶が不確かになる事態は避けられません。そこで欠かせなくなるのが人工知能です。

◎中長期的な視点を心がける

短期サイクルの業務は、日々の収益の源泉です。しかし、眼の前の出来事に反射的に対処するのが中心となると、中長期的に世界を見通す「視力」の訓練が疎かになります。頭ではわかっていても、常日頃から長いスパンで考える癖をつけておかないと、急にはできません。

自分の日々の業務を少し離れて、業界全体だけでなく、社会も俯瞰的に眺めてみましょう。今のトレンドやこれからのトレンドが見えやすくなります。

◎「この業務は不要だ」と思う訓練をする

会社にとって何が重要で、どこは不要なのか。不要となった作業・業務を見つけ、会社の将来を担う開発へと振り分ける視点で自分の会社を眺めてみてください。ひとりひとりにそうした意識があれば、会社の収益が減り、回復不能な状態になってから慌てて、次の「つくる」ネタを探す悪循環は避けられるはずです。