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人気投資信託シリーズ「eMAXIS Slim」なかでも「オールカントリー(オルカン:全世界株式)」の生みの親である著者が、世界経済を味方につける長期投資の考え方について解説します。

 

相場予測に貴重な時間と労力を費やすのではなく、世界経済そのものの成長に参加し、その流れに身を委ねる

 

それがオルカンというインデックス投資で実現できるのです。

 

【my pick-up】

◎パッシブ運用の優位性を説明する「アクティブ運用の算術」「効率的市場仮説」

勝つアクティブファンドがあれば、その裏には負けるアクティブファンドが存在し、全体としての平均リターンは市場平均に収れんします。アクティブ運用に優れたファンドを事前に見分けることは極めて難しく、平均的な投資家にとっては、低コストで市場全体に投資するほうが合理的です。

また、情報開示の進展やAIの活用によって、市場は年々効率化しています。その結果、個別銘柄を選んで市場平均を上回ることは、以前よりもかなり難しくなっています。実際、多くのアクティブファンドは、長期的には市場平均に及ばず、コストを差し引くとその差はより明確になります。

 

◎値動きを頻繁に見ない習慣をつくる

アプリを開く回数を減らしたり、月に一度だけ口座を確認するようにしたり、積み立て設定をして基本的には放置する。このように長期の視点で「見ない時間」をつくることは、脳への負担を減らし、冷静さを保つために非常に効果的です。

 

◎インデックスファンドはプロの投資家にとっても合理的な手法

私自身はコアとなるインデックスファンドだけに投資しており、サテライト資産は持っていません。投資家としての経験を積むために余計な時間をかけるよりも、家族や仲間との時間をより大切にしたいと思うからです。サテライトについては不要と考えるベテラン投資家が多いのも事実です。

近年改めて強く実感しているのは、オルカンのような長期・分散・低コストの商品が、単に初心者向けというだけでなく、プロの投資家にとっても非常に合理的で強固な手法であるという点です。