とても人を苦悩させる、
とても嫌なやつであることは、
確かである。
言葉としては、
インフェリオリティー コンプレックス
劣等感、
として使われることが常ですから、
確かにそうかと。
コンプレックスは、
あくまでも、
心的複合体であり、
感情の複合であり、
いろんなものが、ごちゃごちゃになっちゃっていて、
自分の中で、
現実に反して、
嫌なもの、
悪、
悪いもの、
なんていう形で意識に練りこまれちゃったものだから、
決して、劣等感を感じる必要はない。
ただ、
そうとは言われても、
なかなか、
そうだね！！ うふふ！
なんだ、悩む必要ないね！！
ともならないことも、確かであるかと思います。
でも、
自分として「コンプレックス」
ようは「劣等感」として感じていたこと、
それ自体を、
それをひっくるめた自分自体を、
『とてもいい！！』
とか
『うらやましい！！』
とか、
『素敵だ！』
といってくれる人に
いつのまにか、出逢う。
はじめは、そう云われて違和感や抵抗はあるかもしれないけど
だんだんと、
その絡まった糸、想いの絡まりが
ほどけてくる。
不思議と。
だんだんと、
自分は今まで、
人に好かれようとか、
人によく評価されようとか、
人に認められようられようとか、
そんな「人の価値基準」でばかり、
自分のことを見ていた事に、気づいたり、
あぁ
自分のごく一部しか見ようとしないで、
全体の自分を見てあげようとしてこなかったんだなぁ、
そう気づいたいします。
すると、
だんだんと
ほどけてくる。
そうなると、
そのコンプレックスとしていたもの自体、
すっと
消えていく、
というより、
愛おしくなってくるかも
しれません。
逆に、
とても魅力的な部分へと、
替わっているかも知れない。
そんなことを思う、
今宵であります。
