こんにちは。
今日は、少し立ち止まって
心を見つめ直したくなるような
お話をしてみます。
テーマ
「人が離れる餓鬼(がき)の心」について。
胃袋は山、喉は針の穴
仏教のお経に登場する「餓鬼」という亡者は、常にお腹をすかせて苦しんでいます。
何を食べても
喉元で焼けて蒸発してしまい、
「胃袋は山のように大きいのに、
喉は針の穴のように細い」
ため、一向に満たされることがありません。
どうして餓鬼は、
こんなにも苦しそうに
ガリガリになってしまったのか。
昔、お寺の御住職がその理由を
教えてくれました。
「それはね、『我利我利(がりがり)』の
心のせいだよ」
我利我利とは、
「私の利益!」「自分が!自分が!」という
利己的な心のことです。
確かに、自分のことしか考えない人からは
自然と人が離れていきますよね。
どれだけモノに恵まれても心は満たされず、
その姿はまさに痩せた
餓鬼のようになってしまいます。
一生を終えて後に残るもの
このお話を思い出すとき、
あわせて私の心に浮かぶ言葉があります。
一生を終えて後に残るのは、
我々が集めたモノではなく、
我々が与えたモノである。
私たちはつい「集めること」に
夢中になりますが、人生の最後に残るのは、
周りに何を与えられたか。
誰かを想い、分かち合うことで、
私たちの心は本当の意味で
豊かになっていくのだと思います。
知らず知らずのうちに、
自分のことばかりの
「我利我利の亡者」になっていないか。
餓鬼の姿を鏡にして、
いつも誰かと分かち合える心
のゆとりを持っていたいものですね。
今日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

