『喜ぶな』(山口県岩国市中華料理花鳥風月) | 山口県岩国市 中華料理 Chinese Dining 花鳥風月 のブログ

山口県岩国市 中華料理 Chinese Dining 花鳥風月 のブログ

本格中華から創作中華、中国茶や豊富なスイーツまでご用意!
全席掘りごたつのテーブルでゆったりと。。。

女性も気軽に中華を食べれるお店

定番中華料理から創作中華までも



ずいぶん昔、

あるご老僧から…


今でも忘れられない話があります。







ある家に待望の跡継ぎが生まれ、

親戚や近所の人々が集まって

「おめでとう!」と

歓喜に沸いていた時のことです。

誰もが笑顔のその真ん中で、

ご老僧だけはピシャリと、

激しい声で一喝されたのです。


「喜ぶな!」


一瞬にして凍りつくその場。

お祝いの席でなんて縁起の悪いことを…と

誰もが憤慨する場面ですが、

ご老僧は真剣な眼差しでこう続けました。


「あのな、生まれるということは苦しみなんだ。    ここはお寺だぞ。

僧侶なら、

その真実を真っ先に伝えなければならん!」






正直、

その時は

「めでたい場面でそこまで言わなくても……」と思いましたが、

仏教には**「四苦八苦」**と

いう言葉があります。

これは人間が

避けられない苦しみを分類したものですが、

その一番初めに据えられているのが、

生まれる苦しみ――

**『生苦(しょうく)』**です。


この世に生まれるということは、

老い、病、そして必ず訪れる「死」への

カウントダウンが始まること。

決して自分の思い通りには運ばない、

過酷な世界に旅立ってしまったのだという

厳然たる事実を、

ご老僧は誰よりも深く受け止めていたのです。

……とはいえ、

新しい命の誕生には心から

「おめでとう」と言うのが

良いに決まっています。


ただ、一方で

「生きる上での苦しみ」を

教えてくれる視点も、私たちは必要なのです。

最初から

「人生は思い通りにいかないものだ」という

前提(覚悟)があるからこそ、

逆境の壁にぶつかった時に

前を向く強さが生まれます。

そして、

苦しみがある世界だからこそ、

いま手の中にある小さな幸せや、

大切な人の存在といった

「当たり前の有り難さ」が、

心に沁みてわかるのではないでしょうか。

あの時、

ご老僧が放った「喜ぶな!」という一喝。

それは冷徹な言葉などではなく、

これから

荒波の大海原へ漕ぎ出していく命への、

仏教者としての

**「最大にして最深の愛の鞭」**だったのだと、今なら深く理解できるのです。


生きる。とこは

本当に大変なことです


花鳥風月も

この浮世を生き抜くために

岩国地域振興券の加入店です




両方

花鳥風月では使えます。