両G2を振り返ります。
【GⅡステイヤーズS】
メンバーレベル的には低い物だったと思います。
それでも10歳馬が重賞制覇というのは非常に素晴らしい事。
ステイヤーがいかに自分の持ち場でこそ仕事をするという事を
見せつけられましたし、近年多くなった高齢馬も長距離戦特有の
スタミナ比べならば、若手にも劣らないという所を見せつけた一戦。
1着トウカイトリック
メンバーレベルが低かったという事も勝因ですが、
内をロスなく追走し、直線に向くと一気に加速して、
上がり最速の脚を繰り出しそのままゴール。
10歳にして重賞制覇というのは素晴らしい事。
この後、万葉Sや阪神大賞典に出走するようなら、
再び侮れない1頭となるかもしれません。
長距離戦は巧者に任とけ!
そんな意地を見せつけられた走りでした。
2着ファタモルガーナ
長距離で実績を残していましたので、
距離伸びて問題なく対応して来ました。
まだまだ伸び盛りなので、適正もはっきりした所で、
長めの距離で活躍の場を探した方が良いでしょう。
この馬の場合、中距離の瞬発力勝負にも対応出来るので、
活躍の場は広そうです。
3着デスペラード
前走は久々の芝で、トップハンデで上がり3F32.8秒の脚を
繰り出し、芝適正は疑いようの無い内容でした。
今回、道中は最後方から1頭離れたレースをして、
徐々に馬群に取り付き、最後の直線では良く追い上げましたが、
届かず3着。まぁいきなりの1800m距離延長はさすがに。
ステイヤーでもないでしょうから、芝適正に完全にメドが立った事が
収穫だと思います。
中距離の瞬発力勝負でこそと言った感じでしょう。
良馬場のダートを後方一気などしてきたので、パワーも十分。
阪神の外回りコースなどに出走して来たら厚い印が必要です。
ネヴァブションとマイネルキッツの高齢2頭もそれなりの競馬を
しました。特にネヴァブションは近走厳しい内容でしたが、
まだ完全に終わった訳ではないという所を見せつけました。
もう2000m前後の距離は厳しいでしょうから、現役を続けるのであれば、
ネヴァブションが少しでも力を発揮出来る距離のレースを陣営が選択して欲しいです。
マイネルキッツは叩き良化型で、今回明らかに調教の動きは良化していました。
次走はどこになるかわかりませんが、叩き4戦目。そろそろ走り頃でしょう。
スピード比べにならないようなレースや中山コースはまだまだ見限れません。
【GⅡ金鯱賞】
前半1000mが61.6秒という緩い流れの中、2.00.4秒のレコード決着となりました。
GⅡレベルの時計としては遅い決着ですが、中京コースでの物ですので、
他場よりは決着時計も遅くなるのは当然。
ただ、春の頃の重いタフなコースという印象ほど、重いという印象は薄れ、
先行、追い込み共に馬券に絡むようなフェアな馬場状態でした。
まだ3回目の開催で傾向を掴むのは難しいですが、特に有利な脚質や
馬場状態というのは無い状態のようです。
1着オーシャンブルー
アルゼンチン共和国杯の内容が騎手のミスを考えれば
良い内容で、今回後半6Fが11秒台を刻む、長く良い脚を
キッチリ使い、馬場の内を付いて重賞初制覇となりました。
ステイゴールド産駒で、坂も苦にせず、持続力のある末脚も
持っており、このメンバーに入っても引けを取りませんでした。
この一戦も、GⅡとしてはメンバーレベルは決して高いとは
言えませんので、過信は禁物ですが、安定して力は
発揮してくれそうです。
2着ダイワマッジョーレ
かなり低評価ですが、この馬もまだまだ伸びしろがありそうです。
オーシャンブルーと共に、インをついてきましたが、
今回は、インがグリーンベルトだったという事とロスなくインが
空いたための勝利でした。
ダイワメジャー産駒なので2000mの距離でもこういう競馬が出来た事は
収穫です。マイル~1800mの距離がベストに思います。
春に備えて一度休息を取って欲しいところですね。
今後マイル~中距離路線で良い活躍を見せてくれそうですので。
3着アドマイヤラクティ
外を回った分、前2頭と差がつきましたが、上がり2位の脚で
追い込んでおりこのクラスでも差はないでしょう。
本当に堅実です。
どの競馬場でも好走するのでしょうが、血統的にはもっと長い距離で
真価を発揮しそうな気がします。
来年の天皇賞とか結構面白そうに感じるのは私だけでしょうか…
人気を裏切ったダノンバラード&サトノギャラント。
ダノンバラードは、キレないけどバテないという脚質ですが、
イマイチ脚質にインパクトが無く難しい馬ですね。
パワー型でもないようで、坂のあるコースはあまり得意とは
言えません。直線が長いコースもバテませんがとにかく
スピードに欠けるので、凌ぎ切るのが難しく…
今後も重賞を勝ち切るには、相当恵まれないと厳しそう。
サトノギャラントは、あれは騎手の騎乗もどうかと思いますが、
現状はこの程度という事と、距離も少し長いのですかね。
開幕週の馬場とスローペースとロングスパート戦という事を
考えれば、もう少し積極的に乗ってもらわないと話になりません。
本当に買いにくい騎手ですね、横山騎手は。
トウカイパラダイスは左回り巧者のようで、次走左回りの重賞
ならば狙って見たいところ。
クレスコグランドも調子は戻っているようで、距離短縮で出てきたら
厚く狙って見たいです。
アーネストりーはさすがにもう厳しいですかね。
このメンバー相手にどうこう出来ないようであれば、
そろそろ潮時かもしれません。
コスモオオゾラは調教のタイムや動きこそなかなかですが、
骨折の影響が大きいのでしょうか…
ここまで負けるほどの馬ではないでしょうし少し心配です。
今週日曜、出世レースのエリカ賞で
巻き返し必須の要注目の1頭。
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