子育て支援カウンセラーの岡田和美です。
お読みいただきありがとうございます。
国語の教科書に掲載されている
小池昌代さんの『カフェの開店準備』。
少し紹介します。
準備というものは、ふだん隠れている、
見えない行為です。
たとえ見えていても、それは
見ていなかったのと同じこと。
だってそれは、開店のための行為であって、
それ自体に光が当たるものではありません。
行為が終われば、したことの一切が、
なかったかのように、
あしらわれる行為です。
(中略)
私たちは、現在という一点に、
いつも自分を投げ出すことしかできなくて、
未来の時間のために、
現在を使うということに
耐えられないのではないか。
それは現在を使って空っぽに
することだから。
例えば大学に受かるためだけに、
受験勉強をすることには耐えられない。
勉強することそのものの中に
目的を持たなければ、
とても、やっていけるものではない。
別の言い方をすれば、未来も過去もなく、
あるのは現在だけ。
その現在という一点に、生も死も、
何もかもがある。
そうすると、世の中の
あらゆる行為について、
どれが準備で、練習で、
どれが本番だ、開店だ、
ということは本質的には
どうでもよくなります。
すべてが、いつも本番ということになる。
「今ここ」の連続で、
人生が創られている。
先週だったか、そんな話を
授業でもしたところでした。
今の心の状態が穏やかであれば、
過去の経験は余韻に、
未来のことは希望になるでしょう。
今の希望が、未来の現実を創り出していく。
先日、オンライン講座に参加をしました。
目的は、自分の強みを確認するためです。
「声の小さい人を徹底的に守る」という
旗を揚げているので、
より、強くあるための「準備」…でもあり、
新しい視点を持つための、
「本番」でもありました。
目覚めの奇跡に感謝。
今日も、「幸せ基準」で過ごします。