こんばんは
6月ももう後半ですが、5月に読んだ(Audibleで聞いたもの含む)本や観た映画のことをまとめておこうと思います。
シゲちゃんが観たって言ってた映画「バービー」や
小説「ハンチバック」もあるよ〜。
小説
「その日のまえに」重松清著
なんでか今のタイミングで以前に映画の「疾走」を見た事を思い出したの。
手越くんが主演だったんだけど。
めちゃくちゃ衝撃的な内容で、でも社会とは?とすごく考えさせられる内容だった。
その後重松清さんの原作も読んだ。
それを思い出したらどうしても重松清さんの作品に触れたくなった。
この作品の感想は…今の時代、日常の中では人生の最期の日を意識することは少ないけど、ふと気がつくとすぐ隣にいたりするのかもしれない。私はその時に何を思うかな…私もその時には一生懸命に考えよう。と思う。とても優しい作品だった。
去年行けなかったけど、今年はきちんと健康診断を受けるぞ!
「汝、星のごとく」凪良ゆう著
櫂と暁海、そして2人を取り巻く人達のお話。
私にはエピローグがとてもとても素晴らしく、うっとりしながら読んだ。
2人の高校時代からの全てはそこに向かうためのものだったのではないかと思えるくらい✨
凪良ゆうさんの書かれる文章がとても好きです。
この続編もあるので近々読みたいです。
「高瀬舟」森鴎外著
最初に読んだのは学校の教科書で。
今この年齢で読むとまた感慨深い。
月夜の京都を進む罪人を乗せた舟…
情景がありありと想像できた。
悲しいお話でとても考えさせられる…兄も弟も不幸になったと思えないのに、それは罪なのだろうか。足るを知る…とても深い言葉。
「桜の森の満開の下」坂口安吾著
昔は満開の桜が畏ろしいものとされていたという…
ミアキスを読んだ時にこの作品を私は思い出していました。
比べ物にならないくらいに激しい作品だけども。
美しさとおどろおどろしさが共存したゾクゾクするようなお話。
この物語が生まれたきっかけを調べたら、納得。その発想に唸ってしまった。
最後のシーンは想像しただけでもとても美しく、舞台化される理由が分かった気がしたよ。
「放課後ミステリクラブ1」知念実希人著
私的、初めての知念さん作品。
児童書でいて本屋大賞にノミネートされた作品。
ミステリクラブ3人のキャラクター設定が分かりやすい。
探偵天馬の読者に向けての決めゼリフに、めっちゃテンションが上がった✨
最後まで誰も傷つけない謎解き…天馬カッコよすぎやろ😆
「蜘蛛の糸・杜子春」芥川龍之介著
芥川作品を改めて読んでみると、大スペクタクル!その中に日本昔ばなしのような教訓が散りばめられている…と思ったら元は児童書だからなのね。短めのお話の中にも強い世界観があって、一瞬でお話の世界に引きずり込まれる✨
「正体」染井為人著
これはすごい大作だった。
凄まじいくらいにすごい作品。
脱獄死刑囚 鏑木のことが逃走中に出会う人々の目線で語られる。
鏑木との出会いで変わっていく人々。
私も鏑木にとても感情移入した。
ネタバレは書けないけれど、あとがきまで、最後まで物語を受け取りました。
涙が止まらなかった。
ぜひ色々な人に読んでもらって考えてもらいたいと思った。
「ハンチバック」市川沙央著
衝撃的。生々しく、小説には合わない言葉かもしれないが、赤裸々だと思った。
生はやはり性でもある。
紙の本を読むことについての吐露を知った時、自分の想像力の無さを痛感した。
今までこんな作品は読んだことがなかった。
一石を投じる 作品だと思った。
シゲちゃんは面白かったと言っていたね。
シゲちゃんは小説は紙の本がいいと言っていたけれど、これを読んでどう思ったのか聞いてみたい。
「店長がバカすぎて」早見和真著
めっちゃ面白かった。
何回も声上げて笑った🤣
そしてこのお話しには本と書店と書店員さんへの愛が詰まっている!
みんなキャラが良くて、ほろっとくる場面も多かった。
そして、最後は「店長!なんでよ〜〜〜!」笑
ってツッコミ入れて終わりました🤣
この作品にも続きがあるの。
近々読みたいです。
映画
「バービー」
描かれる…ルッキズム、男女差別、フェミニズム。でもきっと1番伝えたかったのは、一人一人が自分らしくいて欲しいということ。
私が私らしく観た結果バービー役のマーゴット・ロビーは美しく衣装も素敵でウットリした😍美しいものが好きです!
「法廷遊戯」
永瀬廉くん主演。
設定を疑問に思うところもあったけど、ミステリーとして面白かった。
特に後半の展開に唸ってしまった。永瀬廉くんの抑えたお芝居と、杉咲花ちゃんの圧倒的な存在感の組み合わせがいい!
印象的な洞窟シーンはこの前偶然に行った大谷資料館✨
「銀河鉄道の父」
タイプライターズに門井さんが出演された時のことを思い出しながら見ました。
宮沢賢治のお父さんと家族の話し。
賢治をはじめ子供達をとても愛していたお父さん。
病気の妹、トシのために物語を描きはじめた賢治。
物語のもつ力を改めて想った✨
生前はあまり評価を得られなかった賢治の作品…でも誰よりもお父さんに褒めてもらえたことできっと救われた思いだったんだろうな😭
「祈りの幕が下りる時」
東野圭吾 さんの加賀恭一郎シリーズ。
とても重厚感のあるミステリーで、加賀恭一郎の家族の謎も解き明かされる。
親が子を思う気持ち、子が親を思う気持ちに大号泣した。なぜ、そうするしかなかったのか…とずっと考えてしまう😭
私も砂の器を思い出していたよ。
「麒麟の翼」
東野圭吾 さんの新参者シリーズ✨
祈りの幕が下りる時を観てとても感動したので、続けて新参者シリーズ見ました。
真実を隠して嘘をつき生きるのがどれほど辛いのか、どれほど歪んでしまうのか…
白夜行を思い出していました。
12年前の作品で、若かりし松坂桃李くん、菅田将暉くん、山崎賢人くんも。
お父さんの中井貴一さんがとても素敵でした。
「ソロモンの偽証 前編後編」
宮部みゆきさん、原作。大作だった。事柄が重なって複雑に見えているのがだんだん解けていく過程が面白い。
中学生時期の不安定さや刹那的な感情が痛いくらいの鋭さで描かれていた。
中学生達の演技がとてもいい!
見てよかった✨
…と、結構な数ですね
色々な作品に触れられて毎日とても楽しいです
今回は小説と映画だけど、次のブログでは行ったところのことを書こうかな。
そちらはシゲちゃんは登場しないかもしれないけども