今回の長野旅行のメインの目的地は
涸沢(からさわ)カール。
涸沢カールってどこ
と思った登山に興味のない方も
旅行好きな方などは、写真を見たら
あ!知ってる!となるんじゃないかな?
北アルプスの山々に囲まれて
色とりどりのキャンプテントが張られている風景は
1度は目にしたことがあるのでは?
今回、70代半ばの母と私の母娘2人旅。
1度は涸沢の紅葉風景を見てみたいよね
という話になって、あれよあれよと言う内に
行ってみようか
となりました(ノリだけはいい)。
しかーし!
登山なんて、ほぼほぼしたことのない
初心者2人組
私に至っては、普段運動すらしてないし
(歩数計が100歩いかない日も💧)
涸沢なんて無謀なチャレンジなのでは
そんな気持ちもムクムクしながら
進めた計画の備忘録です。
◆涸沢カールへは、上高地から入ります。
宿泊施設があるポイントは全部で5ヶ所。
「上高地⇒明神⇒徳澤⇒横尾⇒涸沢カール」
●上高地⇒横尾は
平坦な道の多いコースですが、全10キロ。
本番登山に体力を温存するため、ここで飛ばし過ぎない。
休憩しつつ、4時間は見込みます。
●横尾⇒涸沢カールは
距離的には5キロほどですが、標高差700m。
途中から本格的な登山道です。
初心者の場合、ここもゆっくりゆっくりで
4時間以上はかかるでしょう。
体力のある方は、上高地から一気に涸沢まで登って
日帰りで戻って来るという選択肢もあるようですが
体力も経験もない、そして若くもない(笑)
ないない尽くしの私たちは
どう考えても、間に2泊はしないと厳しそう。
●1日め 上高地を出て横尾で宿泊
●2日め 涸沢カールに登ってそこで宿泊
●3日め 涸沢から一気に上高地まで帰る
という2泊3日のスケジュールは
最低限必要だろうということに。
ここで、最初の試練!!です。
秋の紅葉が素晴らしいこの時期の
涸沢カール。
山小屋での宿泊は
熾烈な争奪戦!なのです。
特に今、コロナで宿泊人数を絞っているのもあり
予約は本当に大変でした
今でもほんと良く取れたな~としみじみ思う。
だって初心者の私たち
2泊のうち、どちらか1泊でも欠けると
スケジュールが成り立ちません
涸沢に行くには
山小屋を2ケ所ともGETする必要がありました。
涸沢カール
山小屋の予約は
1ヶ月前の朝7時から、電話のみでの受付。
1泊目の横尾山荘。
母と2人、時報を見ながら7時と同時に参戦。
掛けても掛けても、まったくつながらない
その人気っぷりに圧倒され
諦め掛けた1時間後の8時ぐらいに
奇跡的に母の電話が繋がりました。
何とかぎりぎりで予約GET
翌朝は、2泊目の涸沢小屋争奪戦!
この日は夫にも参戦してもらい、3人で掛け続けました。
前日同様、まーーったく繋がる気配すらない
「ただ今こちらの電話は大変混み合っています」
なんてアナウンスも聞こえて来る。
今日取れないと、この計画は白紙です
休む間もなく、切ってはかけ切ってはかけるけど
全然繋がらない
もうやっぱり無理かなーなんて思い始めた頃
この日は、奇跡的に夫の携帯がつながり(T_T)
2ケ所とも取れるなんて
本当に奇跡としか思えない
こうして、なんとか涸沢カール登山が
実現することになりました。
決まってからは
YouTubeで 涸沢登山の動画を見まくりました
明神池から先は未知の世界だし
まずは、何より登山用品を揃えるところから。
標高2,300mにある涸沢は
下界と気温が10度以上違うこともあります。
下手すると、雪が降る可能性だってある
装備だけはきちんとして行かないと。
楽しみも大きいけど、不安も大きい。
そんな初心者2人組でしたが
何とか無事登って帰って来られました。
実際、涸沢カールに立ち
周りの3,000m級の山々が迫って来る迫力は
感動ものでした。
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