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こちらの続きです。
主治医は触診しました。
主治医:「本当だ。これ、判断出来ないね。」
ぶつけて出来た瘤としたら小さい(触った感じだと1〜1.5cmくらい)、とても硬くて虫刺されや吹き出物のような感じではありません。
主治医:「前回のマルクの結果です。かなり減っていますよ。」
パソコン画面に0.0084の数字がありました。
主治医:「今日、CTを撮りましょう。次の受診日いつだっけ?」
私:「次は4月15日です。先週撮ったCTは異常なかったのですか?」
主治医:「あれ?撮ったっけ?いつ?」
私:「先週のはずです。」
主治医:「3月…本当だ。」(画面にCT画像を表示させます)
私:「どうですか?」
主治医:「異常はないですね。今日は頭だけCTを撮って帰りましょう。いや、撮ったらもう1回戻って来ようか。画像診断はすぐに出ないから私の見立てになるけど確認しましょう。」
私:「わかりました。ありがとうございます。」
CT室に移動して頭部の撮影をしました。
撮影を終え、再び血液腫瘍内科の受付をし、診察を待ちます。
(腫瘍ではないと信じたい。でも、覚悟はしておかないと。)
そんな心境で診察の順番が来るのを待ちました。
3~40分くらいたった頃、診察室に呼ばれました。
主治医:「これが脳のCT画像です。」
私:(えっ…何これ?)
主治医が脳のCT画像と言ったもの、やたらと黒いのです。半分以上、2/3近くが黒いです。
脳の画像というのは白の中に黒があるイメージでした。
私は目が点になり反応出来ませんでした。
主治医:「黒いのは骨髄腫があった跡だと思います。」
私:(え゙っ?こんなに?!)
あまりのことに言葉が出ませんでした。
カチカチカチカチ…主治医はとても速く画像を動かし確認しました。そして
主治医:「今見た限りでは骨髄腫のようなものは見られません。おそらく大丈夫でしょう。」
私:(・・・・・)
「プハーーーーッ」
大きく息を吐き出しました。驚いて主治医はこちらを見ました。
私: 「よかった…。」
下を向き、小さな声でポツリと呟きました。緊張が溶けた瞬間でした。
私:「よかったー」
主治医:「よかったね。本当、よかった。でもね、私の見立てだからまだ確実ではないよ。放射線技師が見たら違うかもしれない。明日にならないとちゃんとした結果はわからないから。でも、多分大丈夫だと思うよ。全身のCTも異常はないから背中の痛みは骨髄腫由来の痛みではないと思います。」
私:「ありがとうございます。」
主治医:「私の見立てだから確実とは言えないからね。それはわかってね。次回の受診は少し早くしましょう。1週間早くして4月8日、大丈夫?」
私:「ありがとうございます。わかりました。大丈夫です。」
確定ではないものの、まず大丈夫だろうとの主治医の言葉に一安心しました。
背中の痛みについては4月10日の整形外科受診時に質問しようと思います。
いつか来るかもしれない再発、覚悟はしているつもりでしたが、こんなに怖く感じるものなのかと。
覚悟しているようで出来ていなかったのだと思い知りました。