発達障害育児、玄関で泣いた日 | 発達障害改善への道

発達障害改善への道

「勉強にはついていけないだろう」と言われた発達障害児の息子が、学校のテストで100点を取り、友だちとも仲良く遊び、万年ビリだった徒競走では1位を獲ることができました。
どうやって発達障害を改善していったのか。自分の力で人生を変えるための情報を発信しています。

 

サムネイル

小4の息子は発達障害児です。

 

今でも強烈に覚えている光景がある。

 


トット君が、2歳か3歳くらいの時のこと。

 

 

いつものようにトット君を連れて児童館や子育てセンター的なイベントに出掛けて帰ってきた日。(どこに出掛けて、何をしたのかは忘れた)

 

外にいる間は気を張っていて、何でもないような顔をしていたけれど、

 

家に入って誰からの視線も浴びずに済む状況になった途端……

 

力尽きた。

 

 

 

玄関に座りながら、うずくまって一歩も動けない。

 

 

(なんで、うちの子は……)

 

(なんで、うちの子だけ……)

 

 

いつも一人だけ浮いている。

 

いつも一人だけできない。

 

 

その姿を目の当たりにして、ショックを受けているのに、平気なふりをして苦笑いしている自分。

 

 

(どうしてできないの!?)

 

 

大声で怒鳴りたくなる気持ち。

 

分かってる。

 

やらないんじゃなくて、できないんだってことくらい。

 

分かってるよ、そんなこと。

 

でも……

 

 

 

できてほしいんだよ。

 

 

トット君はこんな時、空気を読んで、決して私の元には近寄ってこない。

 

静かに黙ってリビングで遊んでいる。

 

そんなお利口にしている姿すらも癪に障る。

 

 

(どうして今できて、外ではできないの?)

 

 

こんな気持ちになるなら、イベントなんて行かなければいい。

 

周りとの圧倒的な差を見せつけられて、我が子が障害児である現実に打ちのめされて、こんな風に玄関でうずくまっているくらいなら。

 

それも分かっているのに、それすらもできない。

 

 

 

だって、ここで私が諦めたら、もうトット君は成長しないから。

 

そんなの嫌だ。

 

でも、全然できないわが子を見るのも嫌だ。

 

声にならない嗚咽を漏らしながら、胸が苦しくなって心臓を掻きむしりたくなった。

 

 

(逃げるな、逃げるな、逃げるな……)

 

(笑え、笑え、笑え……)

 

 

大きく息を吸って、天井を見上げて涙を乱暴に拭う。

 

 

「ご飯、なに食べる?」

 

 

少しだけ震えている声で、いつも通りの様子を取り繕って、トット君に声をかけた。

 

 

後悔しないために今できることを。

 

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