5/16 バス釣り堀『放年園』 |  左利きの雑記。

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あまのじゃくが独特な視点と感性で日常を描いております。
主にバイクとバス釣りがメインの内容です。

実は1年以上前からその存在は知っていて、行ってみたいと思う気持ちと、行くだけの価値があるだろうかという気持ちが交錯していて、なかなか行かず仕舞いだったんです。

でも何か今年は異常なほどバスが釣れないという絡みもあって。急に行ってみたい衝動に駆られたんですよね~。

んで先日長門川行ったじゃないですか。あの時に実は行ってみる予定だったんです。

ところが!工事で道が塞がれていて行けなかったw

どうやって行けばいいのか再び地図で調べまして。今回やっと行く事が出来ましたw

結論から言うと、地図に無い新たなルートが出来ていましたが、ムーさんはそれを知らず、軽自動車さえも片輪落とさないと通れないすんごい細い畑道を無理やり通って到着しました。

2023.10.9更新 現状の正規ルートはコチラです↑

完成未定のバイパス道路が完成するまではコチラのルートで来園してください。

2024.5.6更新:ついに鎌ヶ谷本埜線バイパス開通しました!

ただし現状まだバイパスの側道からの侵入なので。橋のすぐ横からは入れません。

 

 

(´ー`)半分廃墟に見えますが廃墟じゃないですwww

 

事前に調べた情報だと、店主が良い人で、非常に評判は良く、また釣果は人それぞれながら、アベレージは20cm前後でも、40cm超えも普通に揚がるという情報(4年くらい前の情報でしたが。)

初めての場合はぜんぜんボウズもありえるとの事。

 

んで到着してまず外観の写真を撮って、さて準備をしようかと車に戻ると。

「ちょっとおたくさん。さっきココの写真撮ってたけど何?」と。奥から出てきた白髪のおっちゃんに言われる。

 

(゚Д゚;)いきなり不審者扱い!?

 

事情を説明すると。要するにムーさんが環境省とかアンチ派のスパイ的なwそういう輩か疑っての事だった。宣伝してくれるなら嬉しいと。(・∀・)うれしいんかい!

 

 

朝(7:00)から1日やると3000円。

午後から(12時過ぎ)だと2000円です。

ムーさんはあえてそこを狙ったので2000円。16時閉園となります。

2023年(令和5年)8月より。いたたまれながらも電気料金値上げによる30年以上ぶりに値上げされる事になりました。

新価格は朝(7:00)から1日やると3500円
午後から(12時過ぎ)だと2500円です。

 

 

バス池の営業日は土日祝日のみです。微妙な祝日は放年園にお問い合わせ下さい。

☎0476-95-4127(おじさん1人なので、留守の場合があります。特にお昼居ない事が多いかな。)

 

 

準備をしていざフィールドへ。

もうザ・釣り堀!っていう感じの、SDカードのカタチみたいに区切られた養殖場のような堀です。

大きさは25平米(25m四方)って感じかな。決して大きくは無い。1片に1・2人と考えれば8人くらいがアッパー。10人入ったら狭いと思う。

 

たまたまムーさんが入った時間には誰もおらず。店主からも午後からはシブくなると言われていたので、その影響だとは思いますが。別に様子がわかればボウズでもいいかなってつもりで来たので大丈夫です。

 

まずは何も様子がわからないので、絶対的自信があるシザーコームノーシンカーを投げる。

ちなみにムーさんと言えば『釣パラダイス』ですけど。ここもバーブレスフック使用が原則なので、釣パラ用のタックルバッグで対応しました。

 

最初ぜんぜん反応無くて。やっぱりボウズはぜんぜんあり得るなって思ってたら、回収のタイミングでアタリがありまして。反射的にアワセちゃったのが早かったんですね。ワームだけ半分にチギられました。

 

んで開始早々気づきましたが。釣パラだとノーシンカーで十分なくらい浅いのですが、ここはもう足元から垂直に1.5m以上深さがあるので、ノーシンカーだとちょっと足りないなと感じる。

しばらく頑張ってみましたが、中層表層にはいないと判断し、

ブレディに変更。トレーラーはスイングインパクト。

水がややマッディなので、存在感あるキラキラ系です。

 

岸際を辺で狙うも微妙に雑草に阻まれイライラしたので、岸際1mを流してみると。

グッと何かに引っかかったようなフィーリング。( ・ω・)何かに引っかかった・・・・?いや動いてるな。動いてるけど妙に重たいな。フナに引っかかったか、偶然フナが食ったか?

 

巻けども巻けども、グイグイ引く感じはあるがぜんぜん姿が見えない。

 

(;´∀`)あれ~?これコイか?コイかかったか?

 

ようやっと横に走る魚体を確認!(・∀・)バスだ!バ・・・( ゚Д゚)ってかデカッ!

(゚Д゚;)でぇかっ!え!?何このサイズwww

 

釣パラでほぼサイズ計らないんですけど、気になったから計っちゃったよ。

(・∀・)42cm!!すごっ!何ココwww

 

開始30分後の話ですが、もうこの後釣れなくても十分なくらいデカい!

いや~スゴいトコ見つけましたな~。アベレージが20cmだとしたら、しょっぱなから大当たりじゃないか!

その後カップルが1組来ましたね。

 

管理人のおっちゃんも案内がてら来て「どう?釣れた?」って。

 

後から聞いた話ですが。そのカップル。どうやらカレシの方は経験数不明ながら1度もバスを釣ったことが無かったらしい。カノジョの方は何かで1回釣っていたんだとか。

1時間ほど放置プレイで、ムーさんを含め誰も釣れずw

再び管理人のおっちゃんが現れ、手に持ったタモからエサらしき何かを撒いていました。

対岸で静かに釣りをしていたムーさんにはそれが何かは見えませんでしたが、ザリガニ(見てないけどヌマエビかも)だったようで。それをエサとして足元に落とすと!入れ食いwww

カップルで2匹ずつ釣らせてもらい、すごく満足そうでしたね。(見た感じ35cmは超えるようなサイズ)

 

(゚Д゚;)あんなチートに負けてられっかぁ!と奮起するも釣れずwww

 

岸際から沖まで。あらゆるものを投げてみるも、アタリがあるのはやっぱ岸際だけですね。

沖では何の反応もない。たまにフナ?にぶつかるようなフィーリングはある。(フナいます。)

 

(;´・ω・)ぜんぜん答えが見つからない。地味に3回バラしてるけど、どれもブレディ。

 

そして終了時刻10分前!ついに待望のもう1匹がかかる!

(・∀・)おぉおぉお!さっきより小さいけど、これも十分デカいぞ!

 

 

38cm!いや上等!上等すぎです!

 

 

というわけで本日の釣果は2匹でしたが、42cm38cmという十分すぎる釣果でした!

 

えっと釣行終わりに、管理人のおっちゃんと長々と話していまして。

放年園と釣パラは同じバス釣り堀だけど、まったく別物であるという事をココに書き記しまして。

ぜひ皆様にも行ってもらいたいという宣伝と共に、ご理解を頂きたいなと。

 

 

①放年園とは?

基本はレンタルボート屋さんで、バス釣り堀も経営しているお店です。

見た目は廃墟みたいな雰囲気ですがw良くも悪くもノスタルジーなお店です。

レンタルボートはほぼ毎日営業。バス池は土日祝日(赤日)しか開放していません。

基本的におっちゃん1人で営業しているので、お昼など留守の時間帯がありますが、そんな時はすでに入っているお客さんに声かけするといいですよ。初めてで不在だと戸惑うと思うので。

 

 

②ブラックバスの釣り堀に違法性は?

ブラックバスは2005年に特定外来生物に指定されており、鑑賞目的における飼育は禁止されています。では今現在経営しているバスの釣り堀は違法なのかと言うと。新規事業として始めるのは不可ですが、2005年以前から営業していた場合。許可を取っていれば営業は可能です。(養殖も同じ。)

 

 

③減った(死滅した)ブラックバスはどうやって補充している?

これはムーさんの中でも最大の疑問でした。事前情報として「ここのブラックバスは養殖ではなく野生」というのを目にしておりまして。定置網か何かで獲れたヤツを池に放っているのかと思っていたんです。でもそれは法律違反になるから出来ないそうな。ではどうやって補充しているのかというと。補充はしていないそうです。釣り堀池の中で自然と繁殖したバスだけで成り立っているんだとか。つまり釣り堀池で野池が成立しているという仕組みみたいです。そして補充もしないバス池で毎日釣りなんてしたら「乱獲」になってしまい、ストレスで弱って死滅してしまうので、その生態系を守るためにも赤日しか営業していないんだそうです。バスたちを休ませる期間ですね。

(まだ規制がかかる前)は、他所からバスを仕入れてほぼ毎日営業していた時もあったみたいですよ。35年くらいやっているそうです。老舗ですね。

 

 

④ブラックバスのエサは?

野池と化しているのはいいとして、食のサイクルが成立しなければバスは餓死してしまいます。養殖バスでもない限りペレット(撒き餌)は基本食べないので、生き餌を与えなければなりません。

ザリガニで入れ食い状態というのを先ほど書き記しましたが、主にザリガニやヌマエビ。後は季節によって小魚を与えたりしているようです。その辺で獲れるヤツをw(すぐとなりが長門川)

釣り堀池の中でも小魚が繁殖しているようで、小さい魚が泳いでいるのが見えるそうですよ。

そしていつも基本同じ場所でエサをあげているっぽいです。だからバスはそこからエサが降ってくるというのを覚えているようですね。入れ食いの仕組みはそれです。

 

 

⑤水はどこから引いてる?

放年園の水は、長門川から直接引っ張っているようです。源泉かけ流しw

なので、長門川の水が濁れば当然、放年園の水も濁り。長門川でアオコなどが発生すれば、放年園の水もアオコが発生するという。排水側にはちゃんとろ過装置みたいなヤツが付いています。(フィルター付けないと環境省がうるさいらしい。)

 

 

ま~こんな感じの釣り堀でして。言い方を変えると管理野池です。

そしてここの雰囲気を伝えると。近所の変わったおじさんが趣味で大きなプール持ってて、そこにバスが泳いでて、良かったら釣ってもいいよ。みたいな。ほんとそんな雰囲気なんです。

そしてご理解頂きたい部分が。

経営を続けていくためにもお客さんにはいっぱい来て欲しいという気持ちがあるものの。規模的に10人も来ちゃうと満杯なので、ほどよく来て欲しいとwww

あとボートも貸してるからボートも借りて欲しいってw

(基本手漕ぎ。エレキ持ち込み可。バッテリーレンタル可。)

 

 

(・∀・)ま、そんな所でしたよ。

釣パラと比較感想を述べると。釣パラのバスは養殖バス。

主にペレットで育ったプリップリのバスで、だいたいサイズが均等。ペレットパターンという変わった釣り方が通用して、数も上がりやすいのが特徴です。

(ムーさんはまだ信じていませんが、1日で188本上げたという話はあるそうです。)

そして放年園のバスは独自に進化した半野生のバス。

餌は主に生き餌で、全体的に痩せ型のが多いですが、芯が太く、引く力が強いです。そしてサイズがバラバラで、数は上げにくいけど40超えのデカいのが釣れます。50アップもいるというウワサ。個人的な最高サイズは45cmです。

 

 

釣パラは今のところ泥が溜まって遠浅の池となっていますが、放年園は水深が安定的に1m以上あり。最深部には光があまり届かないので、アオミドロ(とろろ藻)が生えません。

ルアーで底を引きずっても、たまに枯れ葉が絡んでくる程度なので、ボトムをじっくりねっちり狙いたい人には最適な環境です。

釣パラもそろそろサバパラが完成した頃だと思うので、頃合いを見計らってバス池の泥を掻き出す作業に入ると思います。

あんちゃんが構想だけは先走っているので、きっとバス池はステキな進化を遂げる事でしょう。

 

 

(´ー`)んん?どっちがいいとか無いよ。タイプが別のバス釣り堀ってだけ。

野生のバスがどんどん減っている現代。貴重なバス釣り堀は大切にしたいですね。

このバイパスが開通したら、かなりアクセスしやすくなります。

2024.5.6更新:鎌ヶ谷本埜線バイパス開通しております!