革蛸謹製 《詳細》 |  左利きの雑記。

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つづき



題名にもある通り、こちらのお財布
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革蛸(kawatako) というブランドです。


レザーウォレットにあまり興味がない方は、初めて聞くブランドかもしれませんが。

レザーウォレット好きなら誰もが知っているブランドだと思います。



このブランドの特徴として。
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商品が届く状態というのは、長財布が2つに折られていない状態で届くという事です。

だから、使い始める時は自分で2つに折ってから使い始めるという事なんです。

つまり、作った職人でさえ折った事がない、まったく折れていない一枚革を

一番最初に折る事ができるのが、このお財布を使う人という事です。

そう。これは革蛸ユーザーでは「儀式」とされているもので、ここから使用スタートなんです。



革蛸のお財布って基本ゴツくて。

本来ならこんな感じでギュウギュウと硬い革を曲げるんですけど。

ムーさんが買ったスリムロングウォレットというのは、革蛸シリーズの中でも薄い革を使っておりまして。
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何の気合い入れもなく、普通に折れちゃいました(笑)


ちなみに、完全に折れグセが付くようになるまでに、3~4ヶ月ばかしかかるんだとか。

長いですね。ムーさんはグイグイ山折り谷折りするので、もちっと早いと思います。


この手の革財布というのは、利便性や収納性というよりも。

革を育て、経年変化を楽しむという趣旨の方が強い財布なのです。

最初は使いずらい財布が、使用し続ける事により、柔らかくなり、艶が増し、手に馴染む。

長期に渡って育てたお財布は、その人独自のクセが現れ、誰にも真似できない

自分だけの経年変化と仕上がりを手に入れる事ができるのです。





では詳細見ていきましょう。


まずブランドロゴの打刻ですね。
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革烏賊謹製!



Q,あれ?これ「革蛸(かわたこ)」じゃなくて「革烏賊(かわいか)」じゃん!


(・∀・)はい。別にニセモノでもバッタモノでもないです。

これは革蛸の左利き用レーベルで革烏賊って言います。
チャメっ気です



反対側には
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真蛸!


これはこの革の種類と色を表しています。

赤いブライドルレザーを使用している革には真蛸と打刻されています。


ちなみに、同じカタチ(構造)のお財布でも、

国内サドルレザー仕様と英国ブライドルレザー仕様とでは1万円以上の価格差があります。

つまり、それくらい高価な革を使用しているという事です。

別に高いからイイというワケではなく。国産サドルレザーはすごく好きなんですけど。

真っ赤な革烏賊シリーズはコレしか無かったんですよ(汗)



使用しているファスナーは、ririというブランドです。
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スイスの高級ファスナーらしく、YKKの10~20倍高いらしいのですが。

(;´ー`)値段と機能性は比例しませんからね。ムーさんはYKKの方が好きだな。



薄い革を使っていると先ほど書きましたけど。それあくまで革蛸製品内での話。
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一番厚い部分で5mmはあるので、薄いっていっても厚いですよ。


(σ・∀・)σこのコバ処理の滑らかさと美しさがプロの証です。

コバ塗りして仕上げないで手で磨きあげてあるので、ごまかしが一切利かないんですよ。




どうしても熱く語りすぎて長くなっちゃうので、またつづく(笑)