地球に生まれて(音楽瞑想) | KABUTOミュージックセラピー

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ここでは音楽、作詞・作曲のこと、セラピーのこと、またヒーリングエッセイを書いていきますね!
ヒーリングミュージックライブ、安心と幸せの「音楽の絵本」の配信日程もご案内させていただきます。

みなさま、こんにちは

今朝の「音楽の絵本(64)」(音楽瞑想会)ありがとうございました。
今回は「地球に生まれて」というエッセイを演奏とともにお送りいたしました。

アーカイブは以下でご覧いただけます。
https://youtu.be/_CYwtyVsabg

 


KABUTO 音楽の絵本

Story-64 地球に生まれて

「目を閉じます。私たちは地球に生まれ、ここに暮らしています。この星にある気候、土地など丁度良い環境のなか、心地良い生活が実現しています。特に日本には、四季があります。春には花が咲き、夏には新緑があり、秋には紅葉、冬には雪景色があります。それぞれに美しさを感じ、ときめきを感じ、喜びを感じ、それらを身近な人と共有して幸せになれます。
 今朝は最初に、ご自身がこの地球という星で日々を過ごしていて、自然とのふれあいを含めて、どんなときに喜びを感じるかを想像しながらひとときを過ごしたいと思います。

いかがでしたしょうか。地球で過ごすどんな喜びが思い浮かべられたでしょうか。

 地球上のある国で、こんな話を聞いたことがあります。その地域を取材する番組があり、日本人スタッフが現地の人に「お歳はおいくつですか?」と訊いたそうです。するとその現地の人は「歳ってなんだ?」と聞き返したそうです。その国の人たちの思いは、生まれた瞬間があって、この世を去る瞬間はありますが、生きている間には何の区切りもないということでした。

 また、地球上のある国で、こんな話を聞いたことがあります。その国のある村では、毎朝、男たちが集まり狩猟に行くそうです。その日の食事になる獲物をみんなで取りに行くのですが、たくさんの獲物を捕れた人もいれば、全く捕れていない人もいます。村に帰ったあと、捕れた獲物を奥さんたちみんなで、料理をするそうです。食事は獲物がたくさん捕れた人が多く、捕れなかった人が食べられないということはなく、常に平等に、楽しみながら会食するそうです。みんな一緒、みんなでひとつという意識があるように思います。

 文明や科学の発達、デジタル化などここ100年の進歩は、その前の100年に比べて凄まじいものがあります。より快適に、より便利にというアイデアが次々と世に出てきます。

 その中で我々は、より正確に、より緻密にと、求められることも増えてきています。「責任」という言葉も、この正確さ、緻密さのなかで、より強く重いものになってきているように思えます。
そして、私もですが、人より先を進んでいたいとか、勝たなければならないとか、そのような思いが自然と湧いてくることもあります。
 それが、がんばりたいという良いストレスであれば良いのですが、心身の負担になってしまうこともあるように思えます。

 先ほど、ご紹介した2つの国の話を振り返りますと、年齢という認識がなく、生と死以外、生きている間に区切りがないという概念や、また狩猟で捕れなかった人を非難することもなく、全員で食事を楽しく取る「みんな一緒、みんなでひとつ」という概念が、もともと私たちの中にあると思えたら、とても楽な気持ちになれるように思えます。
 年齢を考えなければ、毎朝が生まれた日と同じと思えるし、みんな一緒と思えれば、困っている人も自分自身で、より手を差し伸べたいという気持ちも大きくなるように思えます。

心が今とても穏やかです。安心と幸せの中にいます。

 人類がいない青い地球を眺めていて、初めて降り立つ人間が自分だとしたら、「何をするだろう」と思い浮かべてみたいと思います。
 温かい光を浴びながら草原を走ったり、川の水を飲んで一休みしたり。そんなとき、草や木も川も友達と思えるのかもしれません。
 そしてそのとき自分が地球とひとつで、この星が愛おしく思えるのかもしれません。文明や科学の進歩の中で埋没してしまいそうなこんな思いは、地球に暮らす誰しもが心の奥底に持っているように思えます。
 この地球への思いでみんながつながっていて、すべてがひとつという思いに満たされます。

ゆっくりと、もともとのあなた自身を感じていきます。
目を閉じたまま、だんだんとご自身に戻っていきます。
自分自身を感じていきます。全身を左右に少し動かしてみてください。
手の平を広げてください。

「最初に地球に降り立った人にも、現代の我々にも同じ地球への愛おしい思いがある」その喜びを感じています。ご自身がかけがえのない存在であることを思い、安心と幸せに包まれていることを感じます。

ゆっくりと目を開けてください。
ありがとうございました。
今、素晴らしいエネルギーに包まれ、満たされています。
すべてがひとつということは、あなたはすべての命「ひとつひとつ」であるということです。
良い一日をお過ごしください。」