本日の日経は昨夜の消費者物価指数を受け、ドル円が140円割れを一旦は回避した安心感により大幅反発してスタートしました。
前場では前日に続き、日銀要人のタカ派発言がありましたが、円高にはならずに終日堅調な展開で急反発しました。
日銀の要人の方々は利上げしたら株価が下げやすいことを理解していない程の馬鹿はいません。
株価に悪影響であっても、物価抑制や、アベクロの愚策を修正しなければならず、利上げしなければならない状況ですので、FRBの様に市場との会話をして、次第に利上げを株価に織り込ませている訳です。
上記の市場との会話により、セルザファクトではなく、バイザファクトになりやすくなった印象です。
利上げするかも?という噂や思惑で空売りして、実際に利上げした時に買い戻せ、という意味です。
綿密な市場との会話で利上げを事前に知らせたため、逃げたい人は既に逃げています。
それゆえ実際に利上げを発表した時点では株価は下落しても、売り需給は既に少ないため、悪材料出尽くし的に売りが一巡しやすい、となります。
今夜は昨夜の消費者物価指数に続き、生産者物価指数の発表になります。
消費者物価指数は前月比でコアの方だけインフレ率が上昇しました。
今夜の生産者物価指数もコアの方はインフレ率上昇予想で、市場予想に近い結果なら波乱の可能性は低いのではないかと見ております。
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