FOMC後も米国株は上昇!来週の相場を左右する米中首脳会談に注目 

先週末の米国市場

まずは、先週末の米国市場から確認していきます。

 

 

先週の米国市場では、FOMCでFRBが0.25%の利上げを決定しました。

 

今回の利上げ自体は市場でも事前にかなり織り込まれていたため、私の印象としては「タカ派ではあったものの、想定外のサプライズではなかった」というものでした。

 

FOMCでは年内の追加利上げを示唆する内容となり、市場では年内の利上げ織り込みも上昇。

 

それでも、米国株はFOMC後に大きく崩れるどころか、週後半にはNASDAQを中心に反発しています。

 

実際、9月18日の米国市場では、NASDAQ総合が0.40%、S&P500が0.17%上昇する一方、NYダウは0.18%下落しました。

 

週ベースでもNASDAQはプラスとなっており、金利上昇への警戒がありながらも、ハイテク株には買いが入っています。

 

 

ここで私が面白いと思っているのが、

「年内の追加利上げが意識されるほど、株価が下がる」

という単純な反応になっていないことです。

 

むしろFOMC後には、金利上昇への警戒がありながらも株式市場は持ち直しました。

 

さらに、ビットコインや金も上昇しています。

 

金は9月18日に1週間ぶりの高値を付け、ビットコインも8万ドルを突破する場面がありました。

 

私はこの値動きを見る限り、

「市場全体のリスク許容度が大きく悪化しているわけではない」

と見ています。

 

もちろん、米10年債利回りが5%近辺まで上昇していることや、原油価格が100ドルを超えていることは株式市場にとって無視できないリスクです。

 

ただ、FOMCのタカ派姿勢だけを材料に「米国株は危険」と判断するには、まだ少し早いのではないでしょうか。

 

むしろ現在の相場は、

金利・原油・AI懸念という悪材料と、企業業績やハイテク株への買い需要が綱引きをしている状態

 

と考えています。

 

そして、もう一つ日本株を考えるうえで重要なのが、来週の日本市場です。

 

日本は5連休を控えているため、海外市場が強くても日本株には独自のポジション調整が入りやすい状況です。

 

そのため、日経先物の値動きについては、米国株の値動きだけではなく、

「5連休を控えた日本独自の需給」

も考慮する必要があると見ています。

今週の主要イベント

 

今週は先週までとは一変して、重要イベントがかなり少なくなります。

 

その中で私が最も注目しているのが、

9月24日㈭の米中首脳会談です。

 

トランプ大統領と中国の習近平国家主席による会談が9月24日に予定されており、貿易だけではなく、台湾、イラン情勢、AIなど幅広いテーマが議論される見通しです。

 

 

もちろん、米中首脳会談ですから、何が起きるかは分かりません。

 

しかし、私は今回のタイミングについて少し気になることがあります。

 

米国側には、11月の中間選挙を控えているという事情があります。

 

2026年11月には米国の中間選挙が予定されており、トランプ政権にとっても経済や貿易面で成果を示したい時期に入っています。

 

一方、中国側も中東情勢や原油価格など、経済に影響する問題を抱えています。

 

中国は世界最大の原油輸入国であり、2026年2Qにはホルムズ海峡の混乱による原油価格上昇などを背景に、原油輸入量が大きく減少しました。

 

こうした状況を踏まえると、

「米中首脳会談の直前に、わざわざ双方が大きく喧嘩すると思いますか?」

というのが、頭がオカシイ私の妄想です(笑)。

 

もちろん、これはあくまで私の相場観です。

 

米中間には貿易、半導体、AI、レアアース、台湾など、多くの対立点が残っています。実際、会談直前にも米中の実務協議が続いており、簡単に問題が解決する状況ではありません。

 

それでも、少なくとも会談直前に市場を大きく崩すような材料が新たに出てくる可能性については、私は少し割り引いて考えています。

 

そのため私は先週末、

「思ったより相場は強いかもしれない」

と判断し、強気度を少し上げて買い増ししました(笑)。

 

なお、9月25日㈮にはミシガン大学消費者信頼感指数の発表も予定されています。

 

来週は米中首脳会談を最大のイベントとして、その他の経済指標や中東情勢、金利、原油価格などを確認していく週になりそうです。

テクニカル分析

ここからは、来週の日経平均に影響を与えそうな主要指数について、テクニカル面から確認していきます。

日経先物

 

日経先物は先週、反発してレンジ内を維持しました。

 

今週も引き続き、赤いラインで示したレンジ相場の継続がメインシナリオとなります。

 

一方、上方向では黄色ラインの67,000円水準も意識される可能性があります。

 

日本市場は5連休を控えているため、海外市場が強くても、日本株には通常とは少し違った需給が発生する可能性があります。

 

そのため、日経先物についてはレンジをどちらへ抜けるのかを慎重に確認していきたいところです。

NASDAQ100

 

NASDAQ100も今週はレンジ相場継続がメインシナリオとなります。

 

ただし、日経先物と比較すると、需給面ではNASDAQ100のほうが良好とみています。

 

そのため、

ワンチャン、史上最高値更新もあるのではないか?

と私は見ています。

 

FOMCで追加利上げが意識される中でもNASDAQが崩れず、週後半には反発している点は、来週の相場を見るうえでも重要です。

 

米国市場では金利上昇とハイテク株への買い需要が綱引きしているため、NASDAQ100がレンジ上限を突破できるかどうかに注目したいと思います。

フィラデルフィア半導体指数(SOX)

 

日韓市場への影響が大きいフィラデルフィア半導体指数も、今週は黄色ラインで示したレンジ相場の継続がメインシナリオとなります。

 

半導体株については、先週、AI開発を巡る懸念から一時的に大きく売られる場面がありました。

 

ただ、その後は半導体株にも買い戻しが入り、週末にかけて持ち直しています。AI開発を巡る懸念が依然として材料になっている一方、半導体株全体が一方向に崩れているわけではありません。

 

とはいえ、仮にこのレンジを上方向へブレイクしたとしても、

現時点では上昇トレンドへの転換を判断するにはまだ早い

と見ています。

 

まずはレンジ上限を突破できるのか。

そして突破した後に、その水準を維持できるのか。

このあたりを確認したいところです。

赤い悪魔のテーハミング

 

赤い悪魔のテーハミングも、フィラデルフィア半導体指数と同様に、今週は黄色ラインで示したレンジ相場の継続がメインシナリオとなります。

 

韓国市場は半導体株の影響が大きいため、KOSPIを見るうえでもSOXの値動きは重要です。

 

仮にこちらもレンジを上方向へブレイクしたとしても、

まだ上昇トレンドへの転換を判断するのは難しい

と見ています。

 

SOXとKOSPIが同時にレンジ上限を突破し、その後も上値を切り上げていけるのか。

ここは日経平均や日本の半導体株を見るうえでも重要なポイントになりそうです。

まとめ

以上、先週末の米国市場、今週の主要イベント、そして日経先物・NASDAQ100・SOX・KOSPIのテクニカル面から、来週の相場を考えてみました。

 

現在の相場は、

「金利上昇・原油高・AI懸念」

 

という悪材料がある一方で、

「米国株の底堅さ・ハイテク株への買い・金やビットコインの上昇」

も確認できる、非常に判断が難しい局面だと考えています。

 

テクニカル面では、日経先物・SOX・KOSPIはレンジ継続を基本シナリオとしていますが、NASDAQ100については史上最高値更新の可能性も残っています。

 

そして来週最大の注目材料は、9月24日㈭の米中首脳会談。

 

私はこのイベントについて、ネガティブサプライズの可能性を完全に否定するつもりはありませんが、会談を控えた双方の事情を考えると、直前にわざわざ市場を大きく崩すような行動を取るのか?という点には少し疑問を持っています。

 

そのため、私は先週末に強気度を少し上げました。

 

では、

この相場を具体的にどう戦うのか?

 

明日アップ予定の**「週間展望②」**では、来週の相場についてさらに詳しく掘り下げ、具体的な展望と私の投資戦略をお伝えします。

 

さらに、その戦略に基づいて、私が追撃候補として注目している銘柄についても紹介させて頂きます。

 

来週の相場で、どこを狙っていくのか。

ぜひ明日の「週間展望②」もご覧ください。

 

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