本日の日経は米国ハイテク株の好材料出尽くしや、急激な円高により急反落してスタートしました。


引けに掛けも三連休前のリスク回避売り優勢で下げ幅を拡大して取引を終えました。






セクターでは半導体中心の下落となった一方、金利急低下を受けて、最近は売られていた不動産や建設セクターは大幅上昇しております。


もう一つ大幅上昇したのは今朝お伝えさせて頂いた通り、米国市場ではラッセル2000が金利急低下を受けて爆上げした影響により、死んでいたグロース250指数に循環物色が入り、こちらも大幅高で、市場全体が全面安という状況にはなりませんでした。


米国市場の方も上記のラッセル2000やダウは上昇して全面安ではありませんでした。


それではネックとなった半導体の上昇は終わったのか?となります。


昨日は消費者物価指数を受けて金利は急低下した訳ですから、ファンダメンタルズ的には良化しました。


しかし、それでも今の株価水準は高い、という市場の見方で売られた訳ですから、適正な水準に戻れば、押し目買いが入る可能性があると見ております。


いくらが、その水準かは難しいですが、フィラデルフィア半導体指数なら、下記チャートの水準では下げ止まる可能性があり、夢と希望の半導体伝説はまだ継続していると判断して、個人的には2243半導体ETFは最初に買った株数の1/3はまだホールドして、利確分を再度、回転買い増しスタンスで臨んております。


今夜の米国市場は昨日に続き生産者物価指数とミシガン大学調べによる1年先の期待インフレ率と、物価指標が続きます。


今夜も予想以上にインフレ率が低下すると、出尽くし売りが止まるのか?見極めたいところです。


もう一つは予想以上にインフレ率が低下すると円高が加速する可能性もありますので、その辺りの市場の反応や値動きを注視したいところです。


それから今夜からは米国主要企業の決算発表シーズンがスタートしますので、最初に発表される銀行セクターの決算発表も注目されます。


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