おはようございます。


昨日の米国市場はダウは利益確定売り優勢で反落しましたが、ナスダック、エヌビディアは前日の急落幅以上に急反発しました。





直近のエヌビディアの値動きは個人的な見解ではありますが、先週木曜日からはトリプルウィッチング前日で利確バイアスが高まった。



オプション取引の仕組みを株式に例えるなら、買い方はかなりの含み益状態でしたが、金曜日の大引けのトリプルウォッチングまでには強制的に利益確定の決済がされてしまう。


それゆえ、その後も上昇すると思っていても一旦決済されたら、当時の株価水準では再度新規では買い辛い、という心理が起こりやすい。


月曜日の大引けまでは上記の向きが加速して下落しましたが、一気に25日移動平均線まで下落したため、この水準であれば再度買い直したい、向きが加速して昨夜は急反発した、と見ております。


日経、TOPIX先物は続伸、グロース250指数先物は変わらずで取引を終えております。








◇本日の展望
エヌビディアの値動きよりも更に解説が難しいのは日経の値動きです。


日銀の利上げ懸念と欧州の政局不安が株価の重石だったはずですが、日経寄与度が高い半導体セクターが下落しても、それ以上にバリュー株に循環物色が入り、一昨日、昨日、昨夜の日経先物市場も異常に強い値動きです。


海外勢の日本株見直し買いが入ってる、というニュースを見ますが、真実は来週の外国人の投資動向が発表されるまでは分かりません。


実際その通りで、我々の知り得ない、大口投資家だけが知る情報で、先回りして買っている可能性もあるかもしれません?


一昨日、昨日の上昇は騙しになるかもしれませんが、ファンダメンタルズ要因が分かり辛い時は素直に目の前の値動きに乗るべきではないか、と見ております。


グロース250指数は雰囲気的には悪くないですが、今日は半導体セクター中心の上昇が予想されるため、あまりコチラには資金が回って来ない可能性があります。


◇日経予想レンジ
39000〜39600円


◇情報ソース