おはようございます。


週末の米国市場はPMIは市場予想を上回る結果で、トリプルウォッチングも無難に通過し、ダウは僅かに上昇、ナスダックは僅かに下落とマチマチの結果となりました。


しかしハイテク株の先導役であるエヌビディアやフィラデルフィア半導体指数は大きめの続落でした。


日経、TOPIX、グロース250指数先物は、それぞれ下落して推移しております。







◇今週の主要イベント
25日㈫
コンファレンスボード
消費者信頼感指数


26日㈬
米国新築住宅販売件数

□米国決算発表
マイクロン・テクノロジー


27日㈭
バイデン対トランプの
テレビ討論会

米国GDP


28日㈮
PCEデフレーター

ミシガン大学
消費者信頼感指数






今週のメインイベントはFRBが重要視する指標の一つであるPCEデフレーターがメインイベントとなります。


直近の物価指標の傾向や市場予想通りインフレ率は低下して、波乱の可能性は低いのではないかと見ております。



先週末の大引けでトリプルウォッチングは通過しましたが、メイン限月のスタートは月曜日の寄り付きからとなりますので、特に先週末から下落基調のエヌビディアやフィラデルフィア半導体指数の需給変化を確認したいところです。





トリプルウォッチングについては下記のノブ塾氏の動画の冒頭で私よりも分かりやすく解説してますので、ご興味がある方はソチラをご覧下さい。






◇主要指標のテクニカル

日経は先週は小幅に下落しましたが、引き続き38000円台の持ち合い展開が継続し、更に値動きが煮詰まっていきそうな印象です。




米国市場は先週はそれぞれ続伸しましたが、ハイテク株の先導役であるエヌビディアやフィラデルフィア半導体指数は下落して市場全体的には微妙な印象です。


今週は難しい状況になりますが、やや調整優勢がメインシナリオと見ております。








グロース250指数は先週は僅かに下落しましたが、引き続き最低でも670ポイント水準をハッキリとブレイクするまでは下降トレンド継続と見ております。




ドル円は先週は週末に掛けて円安基調が加速して誰もが意識するキリ番の160円台に近付いてきました。


160円以上は為替介入は警戒されますが、急激な値動きでの上昇でなければ、165円水準まで介入がなくても不自然ないと見ております。








◇まとめ
先週も米国市場は半導体期待で続伸しましたが、週末に掛けては、やや陰りが見えてきました。


日経は引き続き38000円台の持ち合い継続で、次第に値動きが煮詰まっている印象です。


今週は上記の通り、イベントよりもトリプルウォッチング通過後の需給変化次第となりそうです。


もしハイテク株の需給が悪化したとしても、36500〜39500円のレンジ相場は継続するのではないかと見ております。


グロース250指数は先週は東証再編材料が若干株価の下支え要因となりましたが、トレンド転換するほどの需給変化はないと見ております。


◇日経予想レンジ
38000〜39000円


◇情報ソース