本日の日経は政局不安の欧州市場が一旦下げ止まったことや、米国市場の反発、更には前日の急落の反動により反発してスタートしました。


引けに掛けては終日高値圏での持ち合い展開で反発はしましたが、昨日は−700円の急落だったことを考慮すると、物足りない値動きの印象でした。


グロース250指数は小幅に続落して、早くもリバウンドは終了ですか?という印象でした。


今日は半導体一局集中の上昇になるかと思いましたが、それほどでもなく、かと言ってバリューも弱く、グロースはもっと弱かったです。





それでは資金はどこに?という感じで業種別ランキングを見ると、普段あまり目立たない不人気のセクターが比較的強かったです。


ある意味、循環物色と言えるかもしれませんが、米国市場の様にエヌビディアやアップルなど強い人気セクターの先導役の銘柄がある時ではないと相場全体的に上昇相場となるケースは少ないです。


日銀は7月に債権購入額を減額して、秋には利上げスタートが予想されるため、国内の株式市場への向かい風は当分続きます。


しかし下値では新NISAなどによる押し目買い物色が入ることが想定されますので、日経は横這いレンジ相場継続の可能性が更に高まった印象でした。


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