おはようございます。


週末の米国市場は雇用統計は雇用者数と平均時給が上昇した一方、失業率は市場予想を上回りマチマチの結果となり、売り買いが交錯して前日終値を挟んだ値動きとなりましたが、引けに掛けては小幅に下落して取引を終えました。


日経、TOPIX先物は現物比では、ほぼほぼ変わらず。


グロース先物だけ金利上昇を嫌気して下落して取引を終えました。




◇今週の主要イベント

12日㈬
米国消費者物価指数
FOMC




13日㈭
米国生産者物価指数


14日㈮
メジャーSQ
日銀会合

ミシガン大学
消費者消費者信頼感






今週はタイトルの通り、米国消費者物価指数、日米金融政策イベント、メジャーSQと週後半に掛けて超重要イベントが集中します。


まず消費者物価指数、生産者物価指数、ミシガン大学調べの1年先の期待インフレ率は思惑が交錯して発表直後は乱高下する可能性がありますが、直近の傾向からして、市場予想に近い結果がメインシナリオと見ております。


FOMCは先週末の雇用統計を受け金利が上昇して、ややハードルが下がった印象ではあります。


しかし一足先に利下げスタートしたECBは、この先の見通しはタカ派的で、利下げしたのに金利は上昇しました。


パウエルFRB議長は基本的にはタカ派スタンスであることからも、それなりのタカ派的な結果がメインシナリオと見ております。


ゆるゆるお漏らし日銀は直前にリーク報道が出る可能性はありますが、今のところは国内金利がやや低下傾向で、銀行セクターが直近は売られていることから、今回は国債購入減額だけで、利上げはないのではないかと見ております。


上記メインシナリオなら、日銀会合後は一時的に銀行セクターは売られることが想定されます。


しかし次回7月の日銀会合では利上げする向きが強いため、上記シナリオで一旦銀行株が下落するなら、買い場になりやすいのではないかと見ております。


基本的にはメガバンクが無難ですが、それ以外に私自身が監視している銀行セクター、一覧を添付させて頂きましたので、参考にして頂ければ幸いです。








◇主要指標のテクニカル
日経は先週は小幅に反発しましたが、値幅700円以下で値動きが煮詰まっている印象です。


今週は重要イベントの結果次第で38000円台の持ち合いから上下どちらにも振れる可能性はあります。


しかしどちらか振れたとしても36500〜39500円のレンジの範囲内に収まる可能性が高く、レンジ相場継続がメインシナリオと見ております。




米国市場は半導体期待再開で続伸しました。


今週はイベント次第で乱高下する可能性がありますが、引き続きS&P500を基準に、下値サポートラインを下回るまでは上昇基調継続と見て良いと思います。


グロース250指数も先週は小幅に反発しました。













こちらの目安としては最低でも666ポイントをブレイクするまでは下降トレンド継続の可能性が高いのではないかと見ておます。


ドル円は先週は僅かに円高になりましたが、下値サポートラインは維持して円安基調継続となりました。




今週はこちらも多数の重要イベントで値動きが激しくなることが想定されますが、日米金利差や投機筋のドル買いの需要はまだまだ強いため、円安基調継続がメインシナリオと見ております。






◇まとめ
先週は半導体期待再開でナスダックやS&P500は引き続き堅調でしたが、ダウや日経は僅かに上昇に留まりました。


今週は多数の超重要イベントの結果次第になりますが、上記の通り、日経は上値が重いがNISAなどの押し目買い物色は強いため、36500〜39500円のレンジ相場継続がメインシナリオと見ております。


グロース250指数もイベント次第となりますが、こちらは日経と比較してファンダメンタルズもテクニカル的な需給も悪いため、下降トレンド継続展開がメインシナリオと見ております。


◇日経予想レンジ
38000〜39500円


◇情報ソース