おはようございます。
昨日の米国市場は朝方は先週末のPCEデフレーターを好感してスタートしました。
しかしISM製造業景気指数が市場予想を大幅に上回り、景況感の境目となる50を越えてしまい、金利は急騰して利下げ期待が後退したことにより、引けに掛けては上げ幅を縮小し、ダウは反落、ナスダックは小幅に続伸とマチマチの結果となりました。
ドル円は米国金利急騰によりドルストレートは上昇しましたが、クロス円は引き続き為替介入警戒感が非常に強いため、152円台までは円安にならずに小幅に上昇で済みました。
日経、TOPIX、グロース250指数は小幅に反発して取引を終えております。
◇本日の展望
本日の日経は前日の急落の反動などにより、小幅に反発してスタートすることが想定されます。
昨日の日経は超絶寄り天で高値から安値まで値幅1000円の急落となりました。
この要因は日銀短観の影響は若干ありますが、主な要因は期初の益出しです。
期初の益出しは下記の記事の通り企業の要因だけではなく、機関投資家の影響もあります。
機関投資家は一定期間ごとに成績を上げなければならないため、期が新しく変わった最初に利益確定をして成績を良く見せるための売りを出した、ということになります。
今年の日経は数十年ぶりのバブル崩壊後の高値水準ですので、予想以上に期初の益出しが多く、昨日の急落を招いた、という見解になります。
昨日の急落で期初の益出しが終了した可能性はある一方、これまでの傾向からすると4月の第一週は益出しが継続する傾向もありますので、ハッキリ言って、どの程度益出しが継続するか?読み切れません。
中長期的の投資であれば、ガチホで買い増しスタンスで問題ないと見ておりますが、短気売買であるならば、昨夜の米国金利急騰も考慮すると非常に難しい状況に一変した、と見ております。
グロース250指数は元から上昇してないし益出しの影響はありませんが、市場心理は低下してますので、昨日の様に一部の直近IPO銘柄だけ活況展開がメインシナリオと見ております。
◇日経予想レンジ
39500〜40200円
◇情報ソース