今回は投資手法という程ではありませんが、今年最も熱い半導体セクターとベンチマークを比較して、効率が良い投資方法を考えてみました。


まず、これを調べてみた要因は、今年は日経の上昇率は凄いですが、自分が保有している保有株は、あまり上がってない、という方が多いと思われます。


国内外ともに半導体セクターが強いことは分かっているが、直近の業績が悪くても、将来の期待が強くて上昇している銘柄が多くて銘柄選びが難しい。


特に半導体銘柄の筆頭のエヌビディアの様に、こんな高い位置から買えない、という方は多いと思うし、私自身も実際にそうです。


それでも半導体の関連銘柄や隠れ半導体銘柄などを探して取引してますが、それ以外に今年は国内で取引できる半導体のETFを取引しております。


実際に取引してるのは【2243】GX半導体です。





この銘柄は米国の半導体指数に連動するETFです。


今年は+28%の上昇率ですが、もう一つ国内半導体企業で構成されたETFである【2644】GX半導体日本株の方がパフォーマンスが良いのではないか?と思って調べてみました。






こちらは今年の上昇率は+24%ですので、単純比較だと2243の方が少し良かったです。


私自身は1〜2週間程度で保有株の一部は回転して取引するような投資スパンですので、配当や信託報酬は殆ど気にしておりません。


しかし年単位で取引する方は配当や信託報酬も意識されると思います。


2243は配当ゼロで信託報酬は0.4%ですので、配当がない分、上昇率は大きくなりやすいので.私の様な短期向きです。


2644の方は信託報酬は0.6%と若干高いですが、これを書いている2024年2/16の終値で配当利回りは1.2%程あります。


このような感じで、短期的パフォーマンスは大きくは変わらないので、半導体セクターに投資をしたいが銘柄選びは難しい、という方は、好みや投資スパン、国内外を考慮して、どちらかを選択すると良いと思います。


上記と比較して、今年の日経とグロース指数の上昇率も算出してみました。


2024年の2/16時点では日経は+14.9%、グロース250指数は+6.8%です。


昨年はベンチマークとなる日経の上昇率に自分のパフォーマンスは負けた、という声を良く聞きましたが、今年は更にその傾向が強いかもしれません?


2243の半導体ETFは今は高値圏かもしれませんが、日経の約2倍の上昇率ですので、短気売買の銘柄候補としても悪くはないです。


目先の戦略としては2/21には注目のエヌビディアの決算発表がありますので、この結果や市場の反応が微妙で、株価が急落する様な展開があれば、取引チャンスになる可能性はあるのではないかと見ております。


来月からは国内の30銘柄で構成された日経半導体指数が誕生します。


そうなると数ヶ月以内には似たような投資信託やETFが出てくる可能性が高いので、半導体セクターは、より注目度が高まることが予想されます。