皆様こんにちは投資家諭吉です。


今回は東証がPBR1倍割れ企業に改善要求した結果、バリュー株への資金流入傾向が高まりましたので、今後のスター株を発掘していきたいと思います。



まずPBR1倍割れとはどういう意味か?



また東証は上記企業にどのような要求をしたのか?

説明させて頂きます。




PBRは日本語にすると純資産倍率です。



1株あたりの純粋な資産に対して、株価は何倍まで買われているか?の指標になります。



PBRピッタリ1だと会社の資産価値と株価の価値が等しい、という意味になります。


PBR1倍割れということは、現在の株価は、会社の純資産より価値が高い、ことを示します。



数値が低下するほど、会社の純資産に対して、株価が割安であることを示します。



このようなPBR1倍割れ企業は、その企業の資産価値が高いので、外資系企業などに買収される恐れが高まります。



もう一つ、今回はこちらが重要な部分となりますが、そんなに会社に資産がたっぷりある状況なら、増配したり、株主優待を拡充したり、自社株買いをしたり、投資家にもっと利益を還元しなさい。



ということが東証がPBR1倍割れ企業に対して警告した、改善要求となります。


これに対して最も目立った例はシチズン時計です。


シチズン時計は20232/13の決算発表で、業績的には、ほぼほぼ市場予想通りで大きな業績好転はなかったにも拘わらず、



発行済み株式の25%、金額にして400億円も大量自社株買いを発表して、翌日にはストップ高となりました。



シチズン時計は日経平均225銘柄にも採用される大型企業で、ストップ高になるようなケースは少ないので、それだけインパクトは絶大だった、ということになります。


↑↑該当する銘柄は108銘柄

それではここからは、第2のシチズンとなる、スター株を発掘していきます。


単純にPBR1倍割れ銘柄は、2000銘柄弱ありますので、PBR0.5倍以下の銘柄に絞り込みました。


また高配当株あれば、更に人気になりやすいため、配当利回りが3%以上あるプライム市場銘柄に絞り込みました。


そうすると表示されている通り、該当する銘柄は108銘柄になりました。



ここからは一つ一つの銘柄を分析していきます。


分析ポイントは

❶上記の通りなるべく高配当株を選択しました。


❷シチズンもそうですが、安定性も求めて、なるべく時価総額が大きい銘柄を選びました。


2023年後半に掛けては、日銀は現在の異次元の金融緩和政策を変更する可能性が高まります。



来年以降は米国のインフレが収まってくると、金利が低下して日米の金利差が縮小する可能性が高まり



円高になりやすいと見てるため、円安メリット銘柄は避けて、円高がメリットになりやすい銘柄を選びました。



上記を詳しく解説した動画はブログ下にリンクを貼らせ頂きましたので、ご興味がある方はご覧下さい。



上記のポイントを踏まえて選択した銘柄は、下記の5銘柄になります。


1つ目は金利上昇メリットの地銀セクターから、

8367】南都銀行です。


20233/7時点の終値で、PER7.2倍、PBR0.3倍、配当利回り4.2%です。


過去10年間減配はなく、配当性向は30%程度で推移しており、配当余力は十分と見られます。


2つ目も地銀セクターから、

8381】山陰合銀です。


PER8.7倍、PBR0.4倍、配当利回り4%です。


過去10年間で2回減配がありますが、配当性向は常に40%以下で余力十分とみます。


3つ目も地銀セクターから、

7167】めぶきフィナンシャルグループです。


PER13倍、PBR0.5倍、配当利回り3%です


こちらは株主優待があり、1000株以上保有で、2500円相当のカタログギフトが貰えますが、1年以上の継続保有が条件になります。



4つ目は直近業績好調、高配当、円高メリットの鉄鋼セクターから

5406】神戸製鋼です。


PER6.9倍、PBR0.5倍、配当利回り3.7%です。


鉄鋼セクターといえば、日本製鉄の方が配当は断然高く人気ですが、今回は上記条件のスクリーニング結果に該当するのは、神戸製鋼になります。


5401】日本製鉄の方を選択しても全然良いと思います。



5つ目は高配当、円高メリットの建設セクターから、

1805】飛島建設です。


PER9倍、PBR0.5倍、配当利回り4.4%。


こちらも配当性向は常に40%以下で余力十分と見ております。



以上の5銘柄となりますが、それぞれ3月決算銘柄で配当取りの動きは強く、現在は株価水準は高いです。


ですので2023年後半以降の、押し目タイミングを待ってからの、購入がオススメとなります。





本日の相場格言は

「株を買うより時を買え」になります。


銘柄選びは重要ですが、それ以上に売買タイミングが重要である、という意味になります。


上記5銘柄も、その辺りを考慮して投資すると、パフォーマンスは更に高まります。


2023年後半を解説した動画


尚、本日のブログの記事はYouTubeにもUPしております、チャンネル登録してご覧いただけると嬉しいです。


東証のPBR1倍割れ企業への改善要求によりバリュー株へ資金流入、次のスター株はどれだ?



皆様からのご質問や動画リクエストなどありましたら、心よりお待ちしております。


メールアドレス

mmmmmmm12354562@yahoo.co.jp


投資家諭吉Twitter

https://twitter.com/Yukichi_hundred