この時期あちこちで大発生しているカメムシ。

特に日中暖かくなっている外壁やドアにビッシリついている。

山間部に行こうものなら建物全体がカメムシに覆われているのは日常茶飯事。

建物に近づこうものなら凄い羽音をたててブンブン飛び回ってくる。

やれやれ困ったものだ😥

 

私が仕事しているエリアは石狩市の過疎の進んでいる村。

ここのカメムシの呼び方が独特だ。

 

アブラムシ

 

え?アブラムシ?

何度も聞き返すがアブラムシと皆言う。

 

私の知っているアブラムシは体調一ミリにも満たない害虫。

しかし村の人たちは皆カメムシをアブラムシと言う。

ちなみにアブラムシはアブラムシと言う。

ややこしいったらありゃしない。

 

職場に地元の同僚がいるので聞いてみた。

何故カメムシをアブラムシと呼ぶのか?

 

 

同僚はカメムシはカメムシという。

しかしアブラムシと言われても違和感は無いという。

 

同僚曰く

 

「薪ストーブに薪をくべるのですが、投入口を開けると家に入り込んでいるカメムシがブーンと火に突撃するんですよね。その時にボッ!と凄い勢いで燃えるんです。その時に爺ちゃんが油みたいによく燃えるわと小さい頃からよく言っていました。それが語源か解りませんが、私はそれではないのかな?と思っています。」

 

なるほど。

カメムシはよく燃えるのか。

しかも火に油を注ぐように。

何とも説得力のある解説だ。

 

カメムシといえばあの独特なパクチーみたいなニオイが先に立つ。

しかしこの村ではよく燃える虫という認識が先に立っているようだ。

 

カメムシの方言や他の呼称で言うのは全国各地で様々あるのだが皆ニオイが先に立つ呼称だった。

 

しかしこのカメムシをアブラムシと呼称するのは、全国各地探してもここだけであろう。

 

あ、ちなみにパクチーの和名はカメムシ草である。

 

それではまた!