UTMBのコースを8年ぶりに辿っています。
本日はスイスの街ラ・フリーからシャモニまでの行程。
間違いなく本番では最も厳しい局面になるセクションとなります。
1日目の疲れがありありと体に刻み込まれるなかで走ることでより実践的な1日となりました。
7時間56分。もちろん本番ではこんなに速くは走れませんが、いい感覚で辿れたと思います。
10年前とは違い順位や結果でなく、とにかく自分自身が心から納得する走りを本番では
できればと思っています。

 

スイスの懐かしい農村。いつも一瞬心が解れる街並み

120kmを越えたシャンペラック。ここからが本当のUTMBがはじまるとも言えます。
2009年ではこの沢で脚を冷やしたのを覚えています。
スイスの街マルティニが眼下に。いつもこの景色に力を貰っていました。
 
スイスのトリアンの街並み。ここから先の登りでいつも幻覚をみることが多かった・・・。
とりわけ2011年は今が過去なのか未来なのか時間の感覚がおかしくなり
最もつらかったのを覚えています・・・。
ホルクラ峠からの眺め
カトーニュの峠から最後の街ヴァローシンへの下りへ。
本番ではまさに心が試されるセクションになると思います。
いつもカトーニュからの下りで脚が痛くて失神しそうになるくらい辛いのを覚えています。
そして最後のコルデモンテからの上り。
最後の峠テットバーン。2008年、2009年はこの景色を見て泣けたのを覚えています。
全てが懐かしいです。
 
2日間でほぼ一周。シャモニの街に帰ってきました。
試走というよりは昔を振り返る懐かしい旅という感じでした。
こう思えるほどにこの10年は長い年月だったのだと感じます。