今回は『ハズブロWWFプロレスフィギュアを改造して、懐かしの新日本プロレスのプロレスラーを作ってみよう』のコーナーです。
入手が困難になったハズブロWWFプロレスフィギュアですがインターネットオークションをこまめにチェックしていると、たまに安価での出品を発見することが出来ます。
安価と言っても開封済みの中古品で、3000円/個ぐらいです。
前は500円/個ぐらいで開封済みの中古品なら入手できたんですが、取りあえずは購入するようにはしています
前にもお話ししましたが、今までにハズブロWWFプロレスフィギュアを改造して約180体のプロレスラーのフィギュアを作ってきましたので「もうハズブロWWFプロレスフィギュアを改造して作る、懐かしのプロレスラーはいないかな?」と思うことも有るのですが・・・
考えていると、現れてくるものです(笑)
今回作るのは、そんなタッグチームです。
まず一人目の素体は、シッド・ジャスティスです。
もう一人の素体は、テッド・デビアスです。
綺麗なハズブロWWFプロレスフィギュアを入手できたので、リペイントしていた古い方を改造の素体に回しました。
完成
嵐軍団隊長
マッドマックス1号
マッドマックス1号のことを覚えているプロレスファンは、何人ぐらいいるのだろうか?(笑)
そして、もう一人・・・
マッドマックス2号
マッドマックス2号に至っては、ニックネームが何だったかすら覚えていません(笑)
そして、二人揃うと・・・
マッドマックス
マッドマックスのフィギュアを持っている人って、そんなにいませんよね(笑)
御想像の通り、ロード・ウォリアーズのコピー版です(笑)
ロード・ウォリアーズとの大きな違いは・・・経験値と実力です。
はっきり言って、ダメダメ外人タッグチームでした。
当時、世界的に流行していた筋肉マンタイプの良い外人タッグチームを
ライバル団体の全日本プロレスは、次々とブッキングしてくるのに新日本プロレスは残念な状況でした。
初代タイガーマスク選手や長州軍やUWF勢が新日本プロレスを去り、外人選手招聘の頼みの綱のWWFルートも無くなってしまったスッカラカンの新日本プロレスにとって
(アントニオ猪木選手は「暮れには早い、大掃除。」と言っていましたが・・・)
《救世主になってくれるかもしれない》という期待を、大きく裏切ってくれたタッグチームでした。
来日前から1号・2号というリングネームで、残念な予感はていましたが・・・
マネージャーは悪の正太郎君こと、ワカマツ氏でした(笑)
ワカマツ氏はプロレス雑誌で「こいつらを、プロレス界の徳川家康にする!」という訳の分からないマニュフェストをぶち上げていました(笑)
当時はショッパイ木偶の坊ダメダメ外人かと、思っていましたが
今思うと「本当はどうだったんだろう?」と思うことが有ります。
実際、マッドマックス1号のジョン・リッチモンドは
あのディック・ザ・ブルーザー氏にスカウトされてプロレスラーになり、ワールド・ウォリアーズ時代はWWA世界タッグチャンピオンになっています。
その後、アメリカ版UWFやMSWA地区でもタッグチームとして活躍しています。
マッドマックス2号もMSWA地区では、ディック・マードック選手と抗争をしていた選手です。
それなのに、なんで新日本プロレスでは空回りが目立つダメダメ外人のレッテルを貼られてしまう結果になってしまったのでしょうか?
今回、当時の資料やビデオテープ引っ張り出して見て気づいたことが有りました。
それは、闘っている相手チームです。
初代IWGPタッグチャンピオン
藤波辰爾選手
&
木村健吾選手組
新日本プロレス最強師弟タッグ
アントニオ猪木選手
&
藤波辰爾選手組
新日本プロレス黄金タッグ
アントニオ猪木選手
&
坂口征二選手組
これは・・・!?
新日本プロレスの期待の表れなのか?
外人選手を育てる気が無いのか?・・・(笑)
初来日で、こんな試合組まれたらロード・ウォリアーズだって光れないです(笑)
元々、新日本プロレスはこのタイプのプロレスラー光らすの得意では無いです。
ビジャス・ウォリアーやビリージャック・ヘインズ等も、光れませんでした。
新日本プロレスは、ロード・ウォリアーズと同等クラスのタッグチームのパワー・オブ・ペインを実現することも出来たのにロード・ウォリアーズのようなブームを作れませんでした。
筋肉マンタイプのパワーファイターに、ローキックの連打をしたり寝技に持ち込んで関節決めちゃダメですね(笑)
と、言っても
こんな試合を組んでも、マッドマックスは秒で負けてしまったと思いますが(笑)