『ハズブロWWFプロレスフィギュアを改造して、懐かしの新日本プロレスのレスラーを作ってみよう』のコーナーです
(・・・レスラーかな?)
前回は、使い道がなく在庫になっていたハズブロWWFプロレスフィギュアのビッグ・ボスマン選手を改造して暴走狼・アドリアン・アドニス選手のフィギュアを作りました
今回もハズブロWWFプロレスフィギュアのビッグ・ボスマン選手のフィギュアを改造してみたいと思います
体の素体はハズブロWWFプロレスフィギュアのビッグ・ボスマン選手を使いました
頭はエポキシパテでフルスクラッチしました
完成
バルセロナオリンッピック 銀メダリスト
小川直也
結構適当に作りましたが柔道着っぽく改造出来ましたね(笑) 一応、私も柔道有段者なもんで(笑)
暴走王でもキャプテン・ハッスルでもない、柔道家として新日本プロレスのリングに上がった頃の小川直也選手を作ってみました
柔道の世界で多くの功績を残した小川直也選手は1997年、アントニオ猪木氏と佐山サトル氏が立ち上げたUFOに所属し外敵として新日本プロレスのリングに上がりました
当時の新日本プロレスはUWFインターナショナルとの抗争を経験し、格闘技ブームでもあったので
世間は刺激を求め、普通にプロレスを楽しむという雰囲気ではなかった気がします
長州力選手は現役を退き現場をまとめる立場にあったので、UFO(小川直也選手)に対応したのは闘魂三銃士世代の私と同年代のプロレスラー達でした
当時、闘魂三銃士の三人のプロレスに対する愛情というか信念の違いが、小川直也選手への向き合い方の違いとして現れたような気がしました
自分のプロレスに対する考えを貫きNWOジャパンの総帥として、小川直也選手と一切交わらなかった蝶野正洋選手
自分のプロレスに対する考えを貫き闘魂伝承・ストロングスタイルを信じ、真っ向勝負をして敗れた(一勝四敗)橋本真也選手
自分のプロレスに対する考えを貫きグレート・ムタとして、魔界空間に小川直也選手を引きずり込み勝利した武藤敬司選手
それぞれが自分の信じるプロレスという物を貫いて、プロレスの世界観を守ろうとしたのだと思いました
世間では「34歳、負けたら即引退」とか「破壊王VS暴走王」とかの見出しで、対橋本真也選手戦が注目されていましたが
わたしは、武藤敬司選手の強さとセンスと怖さとプロレス愛を再認識出来た対グレート・ムタ戦が大好きです
試合の流れを簡単に説明すると
グレート・ムタは、試合開始前に特別レフリーの師匠アントニオ猪木氏の顔面に対し毒霧を浴びせアントニオ猪木ワールドをグレート・ムタワールドに塗り替え
小川直也選手の柔道の歴史の象徴でも有る黒帯で首を締め上げ、柔道王を一本背負いで投げ飛ばしてしまいました
小川直也選手もSTOで反撃をし三角締めを決めようとしますが、グレート・ムタは至近距離から顔面に毒霧を浴びせ脱出
急所を蹴り上げ、柔道王に腕ひしぎ十字固めを極めながら指を逆方向に折り曲げました
本来ならグレート・ムタの反則負けですがレフリー不在のリング上での出来事ですから、反則を取る権限の有る人はいません
危険を察知したセコンドの佐山サトル氏がタオルを投入してグレート・ムタのTKO勝ちとなりました
佐山サトル氏の判断は、正しかったと思います
おそらく、あの次点で試合を止めていなければ武藤敬司選手は、プロレスのプライドを守る為に平気で小川直也選手の指を折っていたと思います
なぜなら、武藤敬司選手の師匠のアントニオ猪木氏がそうだったからです
以前、ブログで「闘魂三銃士の三人はアントニオ猪木選手のDNAを分配して継承したのでは」と書いたことがあります
橋本真也選手が闘魂を
蝶野正洋選手がカリスマ性を
武藤敬司選手がスター性とセンスを
しかし、武藤敬司選手が本当に継承したのは怖さなのかも知れません
武藤敬司選手の凄い所は、外敵と対するとプロレス技の凄さを再認識させてくれるところです
対高田延彦選手戦ではドラゴン・スクリューと足四の字固めが、本当に危険な技だと言うことを
そして、小川直也選手戦では毒霧って本当に効くんだ(失礼)と言うことを
(初代タイガーマスク同様に武藤敬司選手について話し出すと、止まらなくなってしまします(笑))
何だか、小川直也選手の回というより武藤敬司選手の回になってしまいましたが(笑) 最後に・・・
他の格闘技界で頂点に昇り詰め、全国的に注目されプロレス界でセンセーショナルなデビューをしたと言うことでは超闘王と似ているところは有りますが
デビュー当時からプロレスに対する学ぶという姿勢の違いが、キャプテン・ハッスルに繋がって行ったのではないかと思います
小川直也選手は、間違い無くしっかりとプロレス頭を持っていました
ハッスル! ハッスル! (笑)