Xにて交雑が話題になっているので。

交雑個体を流通させないようにするには以下のことに気をつけましょう。


・新たに入手した虫は1サイクルさせてその種であることを確認する。

お店からでも個人からでも。

お店も他店やブリーダーから仕入れます。

そこで容器を入れ替える時に取り違いが起きたり、その前の仕入れの時点で♂♀が違いそれに気づかない可能性もあります。 野外品でも同定ミスはあります。

とれた幼虫は複数抱えて全てその種の特徴が出ているか確認しましょう。


・脱走ポストや脱走したとブログにあげている方から虫を買わない、貰わない。

管理ができていない人からの虫は疑うべきてます。

例えそれがいい人そうでもいい人と管理ができているは別の話です。脱走したと公開している時点で自分は虫の管理をしっかりできていないと公言しているも同然です。恥をわざわざ公開しているという認識自体していない可能性があります。

認識している人は脱走されても公開しないと思います。


・脱走した成虫・幼虫は他人に渡さない。

〆てもいい位です。可愛そうなら自分の手元で最後まで面倒を見ましょう。

またできるだけ脱走しない容器を使用し、脱走されない工夫をしましょう。

成虫でも幼虫でも穴を開ける虫は穴を開けます。

クリスラでもコバシャでも穴はあきます。

100均のタッパーなんて簡単に穴が空あてしまいます。

網目状の容器も比較的簡単に穴をあけられてしまいます。

クリスラ、コバシャに脱走できる大きさの穴をあけるには1日では99%無理です。17年飼育していて1日であけられた経験はありません。

なのでケースに穴を開けられて脱走された場合管理、確認不足と言えます。

蓋をあける力がある虫もいます。そういった虫にはバンドをして対策しましょう。また、ケースの中にケースを入れるのも有効な手段です。 

例えばコバシャ小の中にクリスラを入れる。

衣装ケースの中にケース、プリカを入れる等。


・産卵セットは使い回さない。

足場材もです。足場材に産卵する場合も多々あります。

使い回す場合3ヶ月は放置して取りこぼしがないか綿密に確認してから使いましょう。


・羽化した成虫に違和感を感じたら〆るか手元で最後まで面倒を見る。

間違っても売らない、あげない。

複数羽化して1匹だけでも怪しいと思ったら全て怪しいです。


・管理できる数の虫を飼う。

脱走頻発、餌切れで死亡、床材ドロドロ、幼虫の容器はうんちだらけ。

これらは管理できているとは言えません。


・似たような種類を飼育する場合幼虫でも成虫でも距離をおいて管理する。

隣において取り違えたり複数落としてわからなくならないようにします。


あげればキリがないですがこれらができていれば交雑個体を誤って作ってしまうこと、流通させる可能性は大きく軽減できると思います。

交雑個体を流通させてしまった場合、詐欺師とさえ言われてしまう可能性があるので自分の為にも十分気をつけましょう。

故意でなくとも一生詐欺師と言われ続けてしまいます。

善意で友人に譲渡した虫が友人のもとで増えて友人が気づかず販売して友人が詐欺師扱いされたら嫌ですよね?あげた自分も同様に詐欺師呼ばわりされることとなり、信頼関係も崩れ友人ではなくなってしまうかもしれません。

大袈裟ですが可能性は十分に有りえます。


交雑個体を流通させてしまうことはとても怖いこと、多くのカブクワ飼育者に悪影響を与えてしまうこと、自分の信頼を無くす行為であること等十分理解して下さい。


ここに書いたことは誰でも出来ることです。

徹底している人から見たらまだ甘い、と言われそうです。

これらをよく理解したうえで楽しいカブクワライフを送っていただきたいなと思います😀