排水作業に追われる国立公文書館 - 米国
http://www.afpbb.com/article/684685
◆地球は限られた者のものか?
地球温暖化の影響で、異常気象が多くなっている。集中豪雨や大きな台風あるいは極端な寒波や猛暑。地球を食い散らかしてきたツケが回ってきた感じである。人類は快適な生活を手に入れた代償として、大自然の驚異にさらされることになったのか? 世界に強い影響力を持つ先進国が、その力(経済力や軍事力)を背景に、地球を食い物にしてきた側面があるのは間違いないだろう。限られた人の利益のためだけに行われる決定は、力無い者たちの反対の声をひねりつぶす。そこには何の躊躇もない。
◆社会の縮図
もちろん、日本も同様である。いや、より甚だしいかもしれない。森を切り開き、ダムを造り、川や海をコンクリートで固めてきた。これほど多彩で美しい国土を持つ国は世界にもそうはないという。しかし、それももう昔話である。確かに便利な生活は手に入った。だがその代わりに失ったものは多い。森は荒れ、川は排水溝と化し、海も汚れた。雇用のための、そして利権確保のための公共事業。そこに公共性があるとは思えない。力を持つ者と、それに従う者には利益がもたらされる。それが社会の縮図といわれればそれまでであるが・・・。
◆恩恵を受けられない弱者
とにかく権力者は弱者には厳しい。まあ、それは日本に限ったことではなく、世界共通であろう。弱者が恩恵を受けた国家レベルの重要な決定など、あまり記憶にない。当然、夜の世界の住人たちは弱者である。その時々の方針によって、突然摘発されたり(もっとも、摘発される側にも責任はあるのだが)、法律の改正によって仕事を奪われたりしてきた。当局の場面(都合)や見せしめだけのために、生きる場所を奪われた人間をオレは数多く見てきた。彼らは一様に諦めと自嘲の混じった笑みを浮かべ、歌舞伎町を去っていった。その後の人生は当然知る術もない。
◆ふつうに生きれる社会
画一的な教育制度の中で、落ちこぼれていく者たち。彼(彼女)らは、ただ“愚か”なわけでなく、勉強の仕方を知らないだけなのだ。教えるオトナがまわりにいないだけ。彼らにとっては、夜の世界だけがリベンジ可能な社会なのかもしれない。人間再生工場、歌舞伎町。この街にはそういう側面もある。そこでしか生きられれない者たちが、普通に幸せを掴める、そんな社会が来るのはいつになるのだろうか。優遇する必要はない。彼らの生きる邪魔をしないこと。それだけでいい。