国連の平和維持活動が最大規模のコンゴ、売春で身を立てる少女 - コンゴ(旧ザイール)
http://www.afpbb.com/article/934324
◆唯一の選択肢
食べるために、生きるために身体を売るしかない少女たちがいる。この記事はコンゴのものだが、貧困に苦しむ国、地域なら、ほぼどこにでも、そういう少女は存在する。人間として生まれたからには、自分の人生を、自分で決定する権利を持っているはずだが、彼女たちにはそれはない。本来持っているはずの可能性を、生まれながらにして奪われてしまっている。あらゆる選択肢の中から売春婦という職業を選ぶなら、それは構わないと、オレは思う。しかし、彼女たちにとっては、生きていくための、唯一の選択肢である場合が多いのだ。
◆問題は他にある
こういう状況において、世間からは往々にして、少女を買う側、つまり男が非難されがちである。しかし、彼女たちは、男たちの落とす金だけが頼りなのだ。売春をやめろと言うことは、彼女たちに死ねと言っているのに等しい。もちろん、そんな境遇にある少女たちを金で何とかしようと考える男たちの性根は、どんな理由があったとしても醜いものだと思う。決して擁護しようとは思わない。けれども、原因は他にある。そこを解決しないことには、この哀しい現実を変えることが出来ない。
◆学ばない人間
人間は過去に学ぶことが下手な生き物だ。自分たちだけは得をしたいという、エゴの固まりでもある。紛争が決して幸せを呼ばないことは明白なはずなのに、それがわかっていながら、人は争う。争うウラには利権がつきまとう。その利権に与れる者たちの間で、宗教、民族、文化の問題も複雑に絡み合い、大義名分を勝手にでっち上げ、内輪で揉める、内戦へともつれ込む。で、ほとんどの一般大衆には、勝とうが負けようが、残るのは恨みだけである。
写真の16歳の少女、Revoliの唯一の望み「今の境遇から助け出してくれて、できるだけ遠くへ連れて行ってくれる金持ちの白人を見つけたい」という言葉が重く聞こえる。胸が締め付けられる。
◆希望の火
相変わらず愚痴っぽくなってしまったが、人間が存在する限り、争いはなくならないだろう。それをどう考えるか。仕方のないことだと諦めるか、あるいは、変わらないかもしれないが、その状況を好転させるために何かをしようとするか。後者を選ぶ人間が増えれば増えるほど、希望は大きくなるはずだ。希望の火だけは消してはならない。