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光と闇の思案

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世界のセレブを施術した美容整形の第一人者、肉体美礼賛主義に苦言 - スペイン

http://www.afpbb.com/article/938287


◆理想の実現は難しい
 この記事のピタンギ(Ivo Pitanguy)医師は肉体美より、精神や知性を大切にすることの方がずっと大事だ、と言う。全くそのとおりだが、人間が美しさを追い求めようとするのもまた事実。要は、そのバランスの問題だろう。美しさを過度に追求することで、他の大切なことをおざなりにしてしまうような生き方は、決して正しいとは思えないが、また、その反面、美しくなりたくないと思う人間もいないのではないだろう。外見も内面も美しい・・・・・・それが理想なのだが、その実現はそう簡単なことではないから人生はややこしい。

◆夜のオンナには容姿も重要
 この医師の言う、美容整形手術は、患者自身の不安を取り除くために行われるべきで、他人の目を意識して手術を受けるべきではない、という言葉は真実だ。本来はそうあるべきである。しかし一方で、職種によっては、それだけで片づけられる問題でもないと思う。夜の世界で少しでも有利な条件(労働環境や賃金のこと)で働くためには、どうしても容姿が関係してくるのだ。客のほとんどは、やはり、より美しいオンナを選ぶ。もちろん、必要なものは容姿だけではないが、それが重要な要素であることも確かである。

◆「整形して良かった」
 こんなオンナがいた。彼女は自分の顔にコンプレックスを持っていた。一重まぶたと丸い鼻。整形するためにフーゾク嬢になった。真面目な子で、可愛らしい顔を持っていたのだったがそれほど人気は出なかった。容姿を気にし、常に自分の殻に閉じこもっているようなところが見られ、それが客には暗い印象を与えたのだろう。しかし、整形後、彼女は劇的に変わった。仕事も積極的になり、それまで持っていた暗い影は見られなくなった。結果、人気フーゾク嬢として活躍したのである。「整形してホント良かった」そう言った彼女の笑顔はいまだに忘れられない。

◆大切なのは人生
 人にはそれぞれ時期というものがある。そのそれぞれで最優先させるものがあってもいいのではないだろうか。特に若いうちはそうである。だから、美容整形に走るフーゾク嬢を責める気にはなれない。正直なところ、彼女たちの内面に関して苦言を呈してしまうこともままある。しかしそれは仕方のないことなのかもしれない、と最近は思っている。肝心なのは、彼女たちが幸せな人生を全うすることなのだから。オレが彼女たちの人生に関われるのは、せいぜい5~6年。長くても10年。その後の人生に少しでもいい影響が与えられるように、オレも頑張るつもりである。