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光と闇の思案

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フランス政府、エイズ防止策で格安コンドーム販売予定 - フランス

http://www.afpbb.com/article/1127527


◆増える感染者
 日本人には、これだけ世界でHIV感染者が増えているというのに、まだ安全なセックスにはコンドームが必要であるという観念が浸透していない。この記事で取り上げているフランスでのHIV感染者数は約15万人。そして患者数がのべで6万人強。これは決して少ない数ではない。日本でも、感染者数、患者数とも年々増加傾向にあり、昨年の報告では、新たな感染が862件、エイズ患者となった人数が367人いる。フランスに比べればまだまだ少ないが、これから増える可能性も決して小さくないだろう。隣国である中国で爆発的に増えている現状を見ても、そう楽観はできないはずだ。

◆甘い認識
 コンドームを着用しないセックスで危険なのは、エイズだけではない。B型肝炎もそうだし、性病だってある。そのどれもが、コンドームを使うことによって感染の確率が極端に下がる。たぶん、そんなことは知識としてはわかっているだろう。しかし、いざコトに及ぼうとするとき、男はコンドームをつけたがらないし、オンナもそんな男を許してしまう。確かに、コンドームをつけるという行為は面倒なものであるし、ムードを壊してしまう場合だってあるだろう。だからといってコンドーム無しでセックスしていいということにはならない。「まあ大丈夫だろう」という甘い認識が危険を呼び込んでしまうのだ。

◆啓蒙活動が必要
 今、必要なのは啓蒙活動だろう。コンドーム無しのセックスがどれほど危険なものであるかを徹底的に宣伝しなければならない。性のモラルがどんどん失われつつある今だからこそ、敢えて強く言いたい。歓楽街の浄化もいいだろう。しかしそれだけでは足りない。真に安全な歓楽街を作り出すには、そういったことも必要なのではないだろうか。ただ取り締まるだけが脳ではない。どうすればよりよい歓楽街を作れるのか、もっと真摯に考えてもらいたいものである。

◆歓楽街に自浄作用を
 もちろん歓楽街の住人たちも、行政のやることをただ見ているだけではダメだ。自分たちの生活の場、生きる場所を守るために、努力すべきなのだ。性交渉がサービスとしてある店ではコンドームの装着を義務づけるというのもその一つ。当然、やるべきことは無数にある。そうした自浄作用が街にあれば、当局の気まぐれとしか思えないような取り締まりも減少するだろうし、なにより安心して遊べる街として、客も増えるだろう。歓楽街の魅力はその自由さにある。自由とは自然権として元からあるものではない。獲得するものなのだ。真の自由を得るために、今こそ努力してみる時期が来ている。