伝統芸術、匠の技を称える文化勲章を仏文化省がエルメスほか4ブランドに授与-フランス
http://www.afpbb.com/article/1127877
◆職人の誇り
この記事を読んで感心したのは、勲章を受け取るのがブランドメーカではなくて、それを構成する職人たちということである。彼らの仕事が評価され、こうして勲章まで贈られるというのはとても素晴らしい。
もっとも、勲章を授与される職人たちがどう思っているのかはわからない。名誉に思っているかもしれないし、それがどうしたと、どこ吹く風の人だっているかもしれない。ただ勲章をもらったからといって、次の日から仕事をおざなりにするような職人はいないだろう。彼らは彼らの仕事を、これからも出来る限り全うしていくだろう。それが職人の誇りというものだ。
◆やり遂げてこその明日
一つのことをやり遂げてこそ明日がある。オレは常々そう思ってきた。どんな道であれ、その道のりは平坦なものばかりではない。時にはデコボコ道だったり、また時には急勾配の登り坂だったりもする。もしかすると壁が立ち塞がっていることだってあるかもしれない。だからといってそれを避けていては目的地にたどり着くことはない。困難や苦労はあって当たり前。嫌だといって投げ出してしまったらそれで終わりである。何も得られず、ただ時間を浪費したに過ぎない。いつも順調である必要はないのだ。試行錯誤しながらでも前に進んでいくことこそが必要なことである。
◆覚悟が大事
人が生きるのに最も必要なのは覚悟だと思う。どんな道を選んだとしてもそれは変わらない。これは自戒を込めていうのだが、ともすれば楽な道を選ぼうとする風潮がある。ある職人(彼は大工である)に聞いたことだが、今の職人は自分の義務を疎かにしておきながら、その権利だけを主張する人間が多い、と嘆いていた。もっと稼ぎたかったら、あるいはもっと休みが欲しかったら自分の腕を磨いて、親方に認めさせるなり、仕事を早く終わらせるなりすればいい、という。至極もっともなことだとオレも思う。
◆道は拓ける
夜の世界では、その傾向はより顕著だ。男にしろ女にしろ、ちょっと嫌なことがあるとすぐ辞めてしまう。しかし、店を変えた、あるいは仕事そのものを変えたところで嫌なことが全てなくなるはずもない。そうして困難を避けてばかりいては何も獲得できないのだ。それはとても勿体ないこと。まずは自分の立ち位置を確認して、今自分はどうすべきかを考えてみてはどうだろう。そうして一つのことに精進していけば、必ず道は拓けるものだと思う。一つの道の行き着く先を見届けることが出来たら、また別の新しい道を歩いていけばいい。