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光と闇の思案

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児童、青少年の間で「うつ病」が蔓延 - 米国

http://www.afpbb.com/article/1200645


◆増加している、うつ病・依存症
 ここのところ、若年層に限らず、あらゆる年齢層で精神疾患が増えているように感じる。それが、確実にその数が増加しているのか、あるいは、医学の進歩によって病気が発見される確率が上がったのか、もしくは、社会問題となったことで通院、治療を受ける人が多くなったのか、その実体がどうなっているのかは、専門家ではないのでよくわからない。しかし、実感として、心を病んでいる人が増えているように思う。

◆適応障害という一面も
 その原因はというと、オレはその根底には社会の変化があると思っている。情報技術の進歩によって生活スタイルが急激に変わり、また、それに伴って社会の構造が複雑になった。それもたった数十年の間にである。あらゆる情報が容易に生活に入り込んでくる反面、人間関係が希薄になってしまった。それまでは単純な労働、作業をすれば生活する上で問題はなかったし、近所だけで構成される人間関係はそれほど複雑なものではなかったはずである。そうして何百年何千年と連綿と続いてきた人間の生活が極めて短期間の間にガラッと変わってしまった。その変化に、人間がついていけてないのではないか。その結果の精神疾患であるような気がしてならない。

◆心に闇
 とはいっても、精神疾患とまではいかなくとも、現実に心に闇を抱えている人間がいることは確かである。精神のバランスを無理矢理取らざるを得ないような人も数多くいる。酒や薬物に依存することでなんとか生きている人間、異性やSEXに溺れることで生きる実感をかろうじて感じている人間、ギャンブルにのめり込んで、束の間の興奮を無上の喜びとして、その世界に埋没してしまっている人間、そんな人間たちが哀しいくらいに多い。あまりにも複雑になってしまった現実社会で、自分の居場所を見失ってしまっているかのように思えてしまう。

◆こういう社会だからこそ
 オレのHPに、アディクションカウンセリングというコンテンツがある。アディクション(癖癖・依存)の回復・治癒について真剣に取り組んでいる協力者に力を貸してもらい立ち上げたものである。自分を見失って迷走している人間、相談する相手がいない、など過去オレが書いてきた連載や拙著を読んだことをきっかけに、オレに救いや相談を求めてくる読者があまりにも多かったのが、このコンテンツ開設の理由になっている。こういう時代だからこそ、こういう社会だからこそ、人は助け合わなくてはならない。一人で生きていくという潔さも悪くないが、迷路に入り込んでしまった時は素直に他人の力に頼ってみるのも一つの方法である。