とりあえず、レポの続きを更新させていただきま~す
コメントは一幕二幕レポまとめてお返しいたしますね
そういえば、昨日はお席の写真を撮りませんでした3等A席でなかなか眺めも良かったんですよ♪
一幕の始めのことをもう一度書きます。中村屋の山左衛門さんや勘之氶さん、いてうさんを拝見すると、中村座のことを思い出しましたおもだか屋の名題立役さんたちと一緒で、中村屋さんとおもだか屋さん&瀧乃屋さんのご共演はなかなかないのでかなり、かなり新鮮でした!
玉三郎さんが座頭だからこその顔合わせだと思いました。
20分の幕間の後に始まります
太鼓のドンドンという音。そして舞台上手には三味線の方が4人、歌の方も4人です。
竜雲は『舞踊だわ!』とここでワクワク
なんとこの曲は三味線の音が心地良い~
歌の旋律はやたら低音なんですが(笑)
なかなか名曲です
ほんとに三味線の音がめちゃめちゃいいのです
浅葱幕が取られると、求女と姫の逢引きです。=追っかけてきた求女が姫に追いついたところみたいです。
後見さんは一人で、松也さんと児太郎さんの面倒を見て、さささと下がって行かれました。一人でお二方の持ち物を持って引っ込まれることもあるんだなぁと珍しく拝見
上手からドタドタドタ…とお三輪登場。
お三輪、またこけました。
現代の設定でいうと『ドジっ娘ヒロイン』でしょうか
でも二人がいちゃいちゃしてるところを見て、迷わず割って入ります。
お三輪、強い…でもなんか可愛い
七之助さんは強いヒロインもお手のもの。
お三輪も強かったです
そりゃ~阿弖流為では女形で立ち回りもされていた七之助さんですよ女形としての強さが最近は良い風に開花されていて、見ていて気持ちのいい女形さんになられました
松也さんを真ん中に、舞台向かって左側に児太郎さん、舞台向かって右側に七之助さん
両手に花、のハーレム状態なら極楽絵図の演目ですがこの場合、二股がバレて女同士が一人の男を取り合っているわけで…
修羅場です
男にしてみればヒヤヒヤ地獄絵図なのです。
それが所作事になっているので、美しい舞踊で進んでゆきます(笑)シュールですよね。
七之助さんはやはり中村座で一座の立女形を勤めていらっしゃるからか、少し貫禄があるなぁと思いました。
でもとっても美しくて、それに、お若い児太郎さんと張り合うお役でも若い!!
児太郎さんはなかなか古風な雰囲気がある、と一つ前の記事にも書きましたが、成駒屋の女形さんらしい少し妖しい独特な感じも出てこられたような♪
そして三人で手踊り
こんなミもフタもないスケッチを描いてました(笑)
修羅場でした(笑)
児太郎さんの橘姫は『負けるもんか!』と思っているように見えました。
七之助さんは、『当然求女さんは私のものだから、あなたなんか引っ込んでなさいよ!』そんな強さです
昨日の3等B席は、初日だというのに修学旅行生の貸切でした!
上は学生さんたちばかりでしたが…
『妹背山婦女庭訓』、どうだったでしょうか?楽しめたかなぁ??
(三幕で中車さんのおむらが出て来られた時には後ろからの拍手も大きかったと思います中車さん、素晴らしかったなぁ。
じっくりレポを書きたいです)
竜雲はなかなか好きな演目なんですよ。
ヒロインのお三輪が生き生きとして可愛いから。
でも求女の軽薄二股男っぷりは許せないです(笑)
松也さんがうまくその軽薄男っぷりを演じてくださっていて、竜雲は座席で腹が立って仕方ありませんでした『なんなんだ!?』と何回思ったことか(笑)
それから、次の幕のことになりますが、華やかでおきゃんな印象の七之助さんのお三輪に変わって現れた玉三郎さんのお三輪は、まるでまるで…
雨に打たれてこちらを見ている子猫のような。苧環を抱いて座っている姿は、竜雲は女ですが、抱きしめたくなるような守ってあげたくなるようないとおしくなるような絵のように美しく憐れを誘う姿でした
虐められているところは可哀想で泣きそうになってしまいましたし
花道で恨みに燃えた表情、手ぬぐいを噛んだ表情は凄味があり、息を飲んでしまいました
七之助さんの、華やかでちょっと強そうなお三輪ちゃんはこの幕で終わりでした~。
玉三郎さんのお三輪ちゃんは、健気でほんとに守ってあげたかったですー
他にもいろいろ思ったことがありました(笑)早くレポ書きたいです~。
それでは皆さん、今日も良い一日を~