歌舞伎座前での出来事&美人考とか色々 | 油絵で歌舞伎! KABUKI OIL PAINTING

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絵師のはしくれ、西本竜雲のブログです。自分で描いた歌舞伎役者絵をこちらでご紹介させていただきます。ほぼ毎日歌舞伎関連のことを綴ってます♪★励ましのお便り、歌舞伎の役者絵(油絵)のご依頼等はryuun . kabuki . pictures@gmail . com まで♪←スペースなしで

皆さん、こんばんは~ラブラブ夜中の竜雲です。

先日、お仕事の昼休みに歌舞伎座前に散歩に行きました。
もう歌舞伎座は十一月の「吉例顔見世」の装いになって櫓が上がっていました~。

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歌舞伎座の櫓ビックリマーク横には「木挽町きゃうげんづくし」と書いてありますよ。

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十一月は松本白鸚さんの三十三回忌追善興行でもあります。

松本白鸚さんの舞台は、私は残念ながらDVDで知るのみなんですけれど、とっても好みの荒事をされる方で・・・生で観たかった!!という思いが尽きません。

あと台詞回しや声も好みですニコニコ 竜雲のイメージする「歌舞伎」そのものの感じです歌舞伎隈取音譜
「うわ~!!歌舞伎っぽい!」竜雲にはそんな白鸚さんの芸風です。
(ぞっこんときめく、っていうのとはまた違うんですけれど(笑)キラッこれぞ素敵な歌舞伎かなキラッって感じなのですよ)

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大入が決まってますので、大入の樽も出ています~♪

白鸚さんの息子さんの播磨屋 吉右衛門さん、高麗屋の幸四郎さん、そしてお孫さんの染五郎さんも奮闘してくださるでしょう。
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さて。竜雲がこうやって歌舞伎座の写真を撮っておりますと
「すみません、ちょっとお時間ありますか?」と声をかけられました。

見ると早稲田大学の学生さんと名乗る可愛い女の子で、卒論で歌舞伎のことを書くので歌舞伎に関する簡単な質問をさせて欲しいとのことでした。

『まぁ、歌舞伎のことを卒論に? お若い方がそれは素晴らしいわキラッ』と思って、もちろん答えさせていただきましたワタクシチョキ

その学生さん曰く、あんまり歌舞伎を観ている人に出会えなくて・・・ってことだったので、歌舞伎オタクのサンプルのような者が協力できて良かったですわ☆

何個か質問に答えさせていただきました。その中に「今後の歌舞伎界に期待することは?」なんてきかれましたが。。。 

竜雲は、「世襲は世襲でいいですが、名門のお家だからとか関係なく、華や実力のある役者さんはどんどん重用されて行って欲しいです」と答えました。芸の確かな人、そして華のある人はどんどん重用されて、より華やかな舞台を観たいからです。
黙っていてもお役がもらえるからと芸道に励まない人がいるとするならば、そういう人たちが真っ青になって心を入れ替えて芸に励むくらいの状況になってくれたらと思っております。ほんとにそうですよ。役者さんの心根というものは舞台から伝わりますもので、本当にたびたび感じます。

特に女形。 綺麗な人、可愛い人の出番が増えたらいいな~(私情)
中村芝のぶさん(町娘役とか可愛いですよね~)、市川笑野さん(淀の方の綺麗さが印象に残っています。あれは良かった!)、中村梅丸くん(お姫様役も町娘役も可憐ですよね~。本物の女の子みたい)、それから十月に拝見した中村鶴松さん(傾城役、本物の舞妓さんのようでした。ほんとに綺麗)。 

綺麗な人はどんどん出番が増えて欲しいです!(私情丸出しでしょうかあせる

(澤瀉屋さんは綺麗な人がどんどんヒロインとして重用されて、笑也さん、笑三郎さん、春猿さんと皆さん色とりどりに素晴らしいですよね音譜あんなに綺麗な女形さんたちもそういないかと。綺麗だけじゃなくて芸も佳いですよね。そういう風に綺麗で素敵で才能のある人はどんどん重用されて欲しいです。どんどんヒロインを勤めて欲しい。)

それから女形ではありませんが、師匠譲りで(なのかな??橋之助さんもかなりの歌舞伎一途な方ですよね)心根の佳い中村橋吾さんは重用されて欲しいです。(私情) 舞台上での姿から伝わる心根の心地良い役者さんはどんなお役でも印象に残りますもので。

市川右近さんと一緒に「連獅子」を勤められた時の市川弘太郎さんも良かったですよね。全身から、憧れの存在だった右近さんと一緒に踊られている喜びが伝わってきたのが素晴らしく(それを受けとめる右近さんの温かさも良かったです)、こちらが感動してしまうくらいでした。ああいう舞踊演目をこそ観たいものです。(今日は私情丸出しで書きますわ) 

人に感動を与えられる舞踊を踊ってらっしゃる方は、すごいエネルギーを舞台から発散してらっしゃいます。それを感じられない舞踊の時は、感動まではしないのですよね。私なんて日本舞踊はやっていないただの素人、ただの観客の一人ですが、素人ですらそんな風に思ってしまうのです。

女形に関して言うと、竜雲には美フェチゆえのこだわりがあります。

「二人椀久」の松山太夫 と 「舞踊 鷺娘」の鷺娘の精 は

美人が踊っている時しか私は観に行かないですと思っております。(ごめんなさい、超私情ですw これは演目への盲目的な愛ゆえに、お役に対しても思い入れがあるからです。美人限定で観に行く所存なのです。)誰が演じていても見たい演目ではありません。十二月の坂東玉三郎さんの松山太夫なんて楽しみ過ぎて鼻血が出そうですラブラブ! 玉三郎さんは美しさと強さと儚さのバランスが素晴らしい~~キラッ もちろんそれは素晴らしい気風に根差しておられます。

松山太夫。儚くも美しい夢のようなあのお役、尾上菊之助さんのはとっても綺麗でした~音譜もう何年か前になるのかなぁ。でもその美しさがいつまでも記憶に残っています。それくらいの美しさの中で演じて欲しい演目なのです。私にとっては!!(力説!)
玉三郎さん・・・十二月の松山太夫・・・ほんとに考えるだけで夢心地です~音譜ラブラブ


女形の芸は、見た目の美しさだけではないことは承知しておりますが、それでもやっぱり見た目って大事じゃないですか?美しい人が勤めてこそ「美しい姫」としての説得力がある!と思ったりするのです。
いくら御曹司だからって・・・見た目が美しくないと、私はちょっとかも。@女形

そういう見方ではいけないのでしょうか?でも美人のお姫様や傾城は綺麗なほうが嬉しいのですもの(本音) 

(※歌舞伎では芸(役者の技)によって「美人」を作るものだということは理解している上での、美フェチとしての個人的な意見です・笑)

結局、竜雲は演目によって美人好きらしいです(女形限定ですよ)
まぁ誰をもって「美人」とするかも、人それぞれ好みが分かれるところなので曖昧ですけどね(笑)

無論そういうのを超越した役者さんも沢山いらっしゃいます。

筆頭にもちろん門之助さんチョキ立役でも女形でも怪演オババ役でもいいなぁって思いますしねニコニコラブラブ 
むしろ私は怪演オババ役が一番好きだったりしますので(笑)そうなってしまうと、また別の次元でのお話です(笑)それはそういうもので御座いますよね合格にひひ

あと、片岡秀太郎さんとか市村萬次郎さんとか、そういうことは超越してしまってますビックリマーク
何のお役でもどことなく愛嬌があってお茶目で素敵ですよね~。
中村扇雀さんも真摯に演目と取り組まれている姿勢が好きで、超越している女形さんです音譜


竜雲が見た目に拘るのは「鷺娘」と「二人椀久」限定のお話かもしれません(笑)
竜雲にとっては至高の美しさの、大好きな美人バンザイの舞踊演目ベスト2なのですわ恋の矢 (椀屋久兵衛の方には特に思い入れはありません・笑。松山太夫にだけ異様な拘りがあります)

な~んて、坂東玉三郎さんの「鷺娘」を永遠リピートしながら書いたブログ記事なのでした(笑)
どの瞬間も絵みたいに綺麗で目が放せません~。この演目、後見さんも大変ですよねぇ・・・責任重大ですねあせるなにげに舞台上での早替わりの連続ですものー。
玉三郎さんの舞踊は妥協がなくてきっぱりとしていて迷いがないです、そこがかっこいいですよね~キラッ

それでは皆さん、良い夕べを~ラブラブ

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