台風一過の国立劇場 | 油絵で歌舞伎! KABUKI OIL PAINTING

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絵師のはしくれ、西本竜雲のブログです。自分で描いた歌舞伎役者絵をこちらでご紹介させていただきます。ほぼ毎日歌舞伎関連のことを綴ってます♪★励ましのお便り、歌舞伎の役者絵(油絵)のご依頼等はryuun . kabuki . pictures@gmail . com まで♪←スペースなしで

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なんか10月は本当に歌舞伎ばっかりの竜雲です。寸暇を惜しんで観劇に~

今日は国立劇場、初の一等席でした~~!(初めて前の方!)

国立劇場のスタッフさんに「でんちゅうくんという獅子の格好のキャラクターが来ていると聞いたんですが、どこにいるんですか?」と聞いてみました。

すると「明日(17日)と24日ですね~」

「いつもいるわけじゃないんですか!?」とビックリしました。毎週木曜日に出勤の様子です。土日にもいる時もあるらしいのですが。残念ながら、私は会えませんでした(T_T)ご縁がないのだわ。どなたか、出くわすご予定であればぜひ写メを!

もう国立劇場は、私は今日で見納めです。今日は「記録映像の撮影、録音をしてます」とのことでしたので、BSでそのうち放送されるのかしら…

私は見れませんけどね(-_-;)

どうぞ地上波デジタルで放映してくださいm(__)m

今日は台風の影響で、開演時間には普段よりも空席が目立ちました。「やっぱりだよ~、来たくても来れない人が多いんだよ~!」と思いました。

※でも熊谷陣屋とか鏡獅子の時間には1階席はほとんど埋まってました。私の隣の3人組も、鏡獅子の前に会場着でした!やっぱり台風のせいですね。

お話は3階席で楽しんだので、本日は目で楽しんできましたよ♪
目が喜ぶ席でした♪

松本幸四郎さんの熊谷直実、ヴィジュアルかっこいいなぁ。笑也さんは本当に綺麗だなぁ。胡蝶の精、かわいい♪ 小姓弥生は今日も綺麗な女形さんでした。獅子はかっこいい!

で、義太夫さんの近くだったもので、三味線の方の唸り声(「ううん!」という、リズムを取るための声)がよ~く聞こえて、ついついそれが気になったのですが、「いけない、そっちにフォーカスを当ててはいけない」と、舞台に神経を戻しました(笑)

松本幸四郎さんのヴィジュアル、立派な熊谷直実で、本当に眼福♪台詞の言い回しは、幸四郎さんのお父様の松本白鸚さんの言い回しがドンピシャで好みでして(重厚で立派な役柄時の時)、幸四郎さんの方が、ちょっと台詞が聞きづらい時もあるのかな。
でも、おそらくハートが熱い方なのでは。松本幸四郎さんの演技は、なんていうのかな、ハートフルな感じ。味付けが濃い感じ、こってりですよね。私は、好きですよ~

しかし、熊谷直実の背負ったものを無言で見せる熊谷陣屋の入りなど、本当に立派。
あれはただ歩いてくるだけじゃダメなんですよね。息子を殺してしまった悲しみと苦しみが溢れてくるような歩き方でないといけないんですよね。そういう説得力が素晴らしかったです。

獅子は、演じている方はどう思うものなんだろう。型があるものだから、熱くなり過ぎては、多分いけないんだろうけども、多分冷静な部分も持ちつつの舞踊なんだろうけども…
私がもし演じる立場だったら超熱く、超魂が燃えてしまいそう♪
見てるだけで日本人としてのDNAをくすぐられてしまいますね~
色々な人に愛されてきたモチーフなのが、解る。

そんなことを片隅で考えながら観たりしてました。
前の方の席だと、演じ方とかヴィジュアルを楽しめますね♪

目のためには、たまに前の席を買ってやりたいと思いました(笑)

今日はヴィジュアル的にいっぱい刺激を受けて来たので、また歌舞伎の絵を描きたいです。何にするかはまだ決めてませんけれども(^_^;)

いよいよ一週間後には門之助さんを追っかけて再度の名古屋行きです。ほんとに、終盤;
そのお話は、また改めて~☆