振り返れば、社会人になって職歴の半分以上を自動車業界で過ごしていました。
最初は新車ディーラー、途中中古外車店、最後に国産中古車店。
最後の国産中古車店では新車も外車もなんでも扱っていました。
自分が考える一番いい車の買い方は、もし大好きな車に出会う事が出来たら迷わず買う事。
これは車が本当に好きな人の場合。
今回は車にそれ程興味が無く、どれを選んだらいいか分からないって感じの人の場合の話です。
車というと人によって求めるものが違い、使用頻度も使い方も生活スタイルや地理的条件によって違い、一つの尺度で計れないのですが、お金の側面から考える車との付き合い方・選び方で進めます。
結論から言うと。
一番避けたいのは
中古の人気車 (N-BOX・スペーシア・ハイエース・ハリアーなど)
次に避けたいのは
新車の不人気車 (ミライース・アルト・マーチ・ステップワゴンなど)
更に避けたいのは
中古のDQN車 (VOXY・ヴェルファイア・クラウンやプリウスの白・黒など)
自分は今でもN-BOXの中古を乗っている人が一番のお金持ちと思っています。
何故なら、買う時も高い、買ってからもお金がかかる車だから。
額面だけ見て中古車が安いからと安易に選ぶ人が多いのですが、生涯のコストを考えて車を選ぶ人は少ないです。
また、車検を受けてるから大丈夫と車のメンテナンスにお金をかけない人が多いのですが、車検は他人に迷惑をかけない最低限度の検査。
新車時から乗らなくても日々劣化していくもので自然と再生するものでは無いのに指摘されたところも省こうとするのはその車が身の丈に合ってない証拠です。
そこで考えないといけないのが乗ってる間の維持費と手放す時の価格。
最初に買う時の価格から手放す時の価格を引くと、いくらで買う事になるか分かります。
その期間に使った維持費を足すと、正味の費用が出ます。
しかし、買う時に売る時の金額は分かりません。
でも、5年くらい先なら今人気の車もまだ人気であると予想できます。
なので、
一番お勧めするのは
新車の人気車 (スペーシア・ジムニー・アルファード・ライズなど)
次にお勧めするのは
比較的新しい3年落ち以内の中古車の不人気車 (アルト・ワゴンR・マーチ・フーガなど)
これは手放す時は価格の付く見込みはないのですが、新車価格からの差が大きく、劣化や消耗が少ないので購入後の維持費が抑えられ、メーカー保証も引き継げる点が大きく、また以前の車に比べて燃費性能も格段に向上しているので走行距離の多い人には更にメリットがあります。
車にかかった費用、燃料代、消耗品代、駐車場代、保険料、税金まで全て把握している人は少ないと思いますが、計算してみるとゾッとする金額になっているはずです。
中古車を買ったはずなのに新車よりお金がかかってた!って事にならないように、新車を買ったのに同じ車がもう半額で売ってた!って事にならないように、賢く車を選びましょう♪
車に惚れ込んだ人なら全てを注ぎ込んでも幸せと思いますが、そうでない人は家に次ぐ大きな買い物ですので一度調べてみる事をお勧めします。