【IPO】台頭するネット銀行が初の上場間近、市場はどう評価するか！？【東京総合研究所】

皆さんこんにちは

インターネット銀行初の上場企業となる住友SBIネット銀行(7163)の上場日である29日が近づいていますね！
皆さんはネット銀行を利用していますでしょうか？
日本では昨今ネット銀行の台頭が著しく、住友SBIネット銀行(7163)に続いて上場を遂げる企業が増えることが予測されます！
今回は、それらネット銀行が市場でどう評価されるのかについて予想すべくネット銀行の強みについて、
通常の大手銀行と比較して解説していきたいと思います！

①低コストでのサービス提供
ネット銀行は、店舗を持たず従業員の数も少ないため、従来の銀行に比べて低コストでサービスを提供することが可能になっています。このため、口座維持手数料や各種手数料が安く抑えられ、顧客にとって様々な利点を享受できます。また、オンライン上での口座開設が可能な場合が多く、手続きが簡単でスピーディーであるため、利便性が高くなっています。

②高い利便性
ネット銀行は、24時間365日いつでもどこからでもアクセスが可能であり、各種取引が簡単に行えます。例えば、普通預金口座においても、ATM手数料が無料である場合があり、全国のATMで手数料を気にせずに現金の引き出しや預け入れができます。また、スマートフォンアプリやウェブサイト上での口座情報の確認や、各種手続きができるため、利便性が高いと言えます。

③高金利の提供
ネット銀行は、従来の銀行に比べて高い金利を提供する場合が多く、その利率は複数の従来の銀行の定期預金金利と比較しても高いことがあります。これは、ネット銀行が低コストで運営しているため、その分を顧客に還元することができるためです。また最近では、定期預金や外貨預金の金利だけでなく、普通預金においても高い金利を提供するネット銀行も増えています。

④技術の進歩によるセキュリティの向上
ネット銀行は、高度なセキュリティ対策を取り入れており、顧客情報や資金の管理についても安全に行うことができます。例えば、ログイン時には複数の認証が必要であったり、不正アクセスや詐欺被害などを防止することができます。また、最近では、顔認証や指紋認証などの生体認証技術を取り入れているネット銀行もあり、より高度なセキュリティを提供しています。

さらに、ネット銀行は、顧客情報を暗号化して送信することで、ハッカーによる情報漏洩や不正アクセスを防ぐことができます。そのため、ネット銀行は、セキュリティ面でも従来の銀行と比較して優位性があります。

以上のように、ネット銀行は、低コストでサービスを提供し、高い利便性や金利を提供することができ、さらに高度なセキュリティ対策によって安全性を確保しています。従来の銀行とは異なるビジネスモデルを取り入れ、顧客にとってメリットがあるサービスを提供することにより、ネット銀行はますます注目を集めています。

しかし、従来の大手銀行もインターネットでの口座開設や振り込みなどの手続きが可能となる体制を徐々に構築してきているため、ネット銀行の強みを今後維持できるかどうかということについてもしっかりと考えたいですね。