【衝撃】超重要なテーマ！パワー半導体って何？関連銘柄も紹介！【東京総合研究所】

皆さんこんにちは

テーマ株のランキングでパワー半導体が上位を取っていることはご存知でしょうか？
そのことを知っていてもパワー半導体とは何か知らない！という方は少なくないのではないでしょうか？

今回はパワー半導体とは何かという解説と注目の銘柄について紹介していきたいと思います！

パワー半導体とは、高電力・高電圧を扱うことができる半導体素子のことです。通常の半導体素子は低電力・低電圧の回路に用いられますが、パワー半導体は数十Vから数百V以上の高電圧を扱うことができ、高速なスイッチングや大電力制御を行うことができます。通常の半導体の用途が電力や信号の送信である一方で、パワー半導体は主に、モーター制御や電力変換装置などの産業機器、自動車や電気自動車などの車載用途、太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギー分野で利用されています。

代表的なパワー半導体には、パワーダイオードやパワートランジスタ、パワーMOSFETなどがあります。これらの素子は、従来のシリコン半導体に加え、シリコンカーバイド（SiC）や窒化ガリウム（GaN）といったより高性能な素材を使用して作られることが多く、高い効率性や高速スイッチング、高耐圧性、低損失などの特徴があります。

また、電力制御技術の進化に伴い、パワー半導体は次世代の社会インフラの中心的な役割を果たすことが期待されています。例えば、電気自動車の普及により、車載用パワー半導体の需要は急速に拡大しており、高性能化や小型化、低価格化などが求められています。また、再生可能エネルギー分野では、より効率的な発電や安定した電力供給を実現するために、パワー半導体の使用が不可欠とされています。

つまり、パワー半導体は注目のテーマ株である「電気自動車」や「再生可能エネルギー」などと深くかかわっている重要なものであるのです！長期的な目線で注目を集めている理由がよく分かったのではないでしょうか？

①富士電機(6504)
富士電機はパワエレエネルギー、パワエレインダストリー、半導体、発電プラント、食品流通、その他の合計6つの事業セグメントに及び、製品の開発、生産、販売、サービスなどの幅広い事業活動を行っています。パワーエレクトロニクス製品に強みを持つ企業の一つであり、パワー半導体をはじめとする電力制御技術に注力しています。主要製品には、パワーモジュール、電力半導体、電力制御システムなどがあります。特に、SiCパワーデバイスの開発・製造に力を入れており、高効率・高速・高信頼性のパワーエレクトロニクス製品を提供しています。

②オキサイド(6521)
オキサイドは単結晶、光部品（光デバイス）、レーザ光源、光計測装置などの光学関連製品を研究開発・製造・販売し、かつライフサイエンスや半導体などの分野での利用を支援するグローバルニッチトップカンパニーを目指しています。同社はパワー半導体用の高品質な窒化ガリウム（GaN）基板を製造する企業です。GaN基板は、高周波電力変換や発光デバイスに用いられる素材であり、高速・高効率・高信頼性のパワーエレクトロニクス製品の実現に不可欠な素材です。オキサイドは、GaN基板の高品質化技術を持ち、GaN素子の開発・製造において、業界でトップクラスの位置を占めています。

③ローム(6963)
ロームは、幅広い電子部品を製造している企業であり、パワー半導体分野においても強みを持っています。主要製品には、パワーモジュール、SiCパワーデバイス、GaNパワーデバイス、IGBTなどがあります。特に、SiCパワーデバイスに力を入れており、高速・高耐圧・高信頼性の製品を提供しています。また、最近では、電動化・省エネ化に貢献するためのモータードライバーの開発にも注力しています。