Nor should we forget those great men who stood so far in advance of their own time 

that their greatness was recognized

only by succeeding generations.

(それら偉大者の中には自分の生きた時代からあまりにも離れていた結果、偉大さ認定には後生世代を

待たざるをえないタイプがあることもわすれてはなりますまい)

(E.H. Carr「What is History?:歴史とは何か」lecture2)

 

医師・司法試験・公認会計士合格の27歳YouTuberを「天才」扱い 一部報道に茂木健一郎氏苦言「心底あきれる」

配信

https://news.yahoo.co.jp/articles/67503f80917753f9bf33c0b2696f68e53ddb99ca 

 

■「単なる資格試験合格を天才とか言う軽薄さ」  茂木氏は8日のツイートで、一部メディアが配信した「『医師』『司法試験』『公認会計士』資格の3つに合格した天才・河野玄斗の脳内」と題された記事を紹介した。  3つの国家資格を得た実業家でタレント・YouTuberの河野玄斗さん(27)に対しては「この方個人には温かい応援する気持ちしかないですが」とした上で、 「単なる資格試験合格を天才とか言うメディアの軽薄さには心底あきれるし、大袈裟にいえば国益を損すると思います。情けない」  と斬り捨てた。  続けて、その真意について「評価関数がすでに定まったものの中で最適化することは天才とは言わない。受験も資格試験もそう。それがわからないからこの国はブルーオーシャンに行けず衰退している」と説明。「なぜこんな低レベルの記事を載せるのか?」などと続けた。

 

 

 

一年くらい前の少し古い報道です。教育研修・人材研修が

わが家の本業だったこともあり、茂木さんに

 

>ほぼ同感という

 

だけの記事ですけれども、ようやくウクライナとガザ流れの野暮用翻訳

チェックも終わりましたのでわが家も一言書いておきます。🍜↖️お茶ですから(笑)

 

わが家の主張のポイントは次の3点

①「資格」はすべからく最低水準のスタートライン指標ですよね?

②「天才」の成立領域と土台「天才」と無縁な分野があるの、鴨?

③「天才」の認定権者は<世間>であり認定プロセスは<歴史>?

 

世間的にいかに権威を帯びるものであれ、羨望の対象であれ、あらゆる「資格」は所詮そのギルドコミュニティーへの入門許可証です。だから、例えば、それらの資格と医師・弁護士・公認会計士として当該ユーチューバーさんが優秀かどうか/優秀になる可能性があるか(both be of potential and be of latent)どうかはまったく無関係。ならば、「医師・司法試験・公認会計士」といえども「天才性」とは無関係のように感じました。

 

実際、アメリカでは、ーービジネス上の必要もあり、また、キャリアアップの経路として、ご本人が「実務での競争」より「資格ハント」の方が自分に向いていると判断されたケースでは、ーー医師資格・弁護士資格・公認会計士資格そして名門トップ20スクール圏内のMBA学位を持っている方は、多くはないけれど珍しくはありません。

 

まあ、「🕯️世の一隅を照らす🕯️」の美意識を好ましいとするわが家の感性からは「時間の無駄」と思わないではない。でも、ここの選択は各自が人それぞれでいいの、鴨(I'd say ,「It's a matter of choice」.)。いずれにせよ、アメリカでも/アメリカでこそ茂木さんに苦言を吐露せしめたこのケースは「天才」とは無縁なことは確実だと思います。

 

 

 

而して、加之、「天才」という言葉にはそれが使われるに相応しい社会領域があるのではないか❗️ このことが実は茂木さんのご指摘の核心だと思います。某予備校(↖️ひょっとしたら(笑)、東進ハイスクール・東進衛星予備校)の内部スローガンでもないけれど、それは所謂「真善美」に直接接する努力の領域。要は、現代では科学・スポーツ・芸術の領域で、かつ、何かしら時代を超えて抜きんでいる世間が満場一致で指名する人のこと?

 

ならば、確かに「藤井聡太」「イチロー」や「アインシュタイン」「ウィトゲンシュタ」という言葉に「天才」という言葉は似合うけれど、残念ながらわが家贔屓の「HKT48OGの田中美久」や「STU48OGの瀧野由美子」「NMB48の現役エース塩月希依音」や「わが家現役贔屓筆頭のAKB48エースの千葉恵里」さんとかは・・・・・😢 ということで、この点からも「医師・司法試験・公認会計士」は「天才」と無縁ではありますまいか? こう考えてわが家は茂木さんに

 

>ほぼ同感

 

なのです。

 

 

 

けれども、でもね、です。今のご時世ではーー顰蹙を覚悟するのならーー誰がどの言葉をどういう意味で使うかはかなりの程度自由でもある。まして、報道機関の「医師・司法試験・公認会計士≒天才」認定は、(❎①②に抵触する❎)「資格」にすぎないにせよ、27歳の若さで三つゲットされたという側面からは、この報道記事書いた方の気持ちもなんとなくわかる気もするのです。

 

なんせ、そういう言葉の乱れからーー例えば、「acute ➡️ cute:鋭い🔪➡️可愛い♥️」「やばい:あぶない💀➡️素敵⚜️」の変遷のようにーー言葉は次世代のそれに移るものでしょうし、弊ブログお得意の顰蹙ものの難しく風に言えば、それ、畢竟、現代言語哲学の定義論からも支持される言葉使いなの、鴨。と、ここがわが家が茂木さんに

 

ほぼ同感

 

しかできない理由なのです。

お粗末さまでした。

 

・客室乗務職に必要な10の資質(再改訂版)↖️余計なお世話のアドバイスのコピペ切り貼り付き

 https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/cdffc81aebe79c602b11f1212d7f5ef7

 

・定義の定義-戦後民主主義と国粋馬鹿右翼を葬る保守主義の定義論-
 https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/0fb85611be79e7a89d274a907c2c51ac

 

今日も朝ごはん食べて英語頑張りましょう❗️