海外旅行先とな? これ、[1]自分もまた行きたいけれども、なにより他の人にもお薦めしたいような目的地ということ? それとも、[2]また行きたいかどうかは別にして、そのある旅行で「期待より想定外に良かったところ」ということ? 

いずれにせよ、外回りの営業とかズバリ物流とかの自分を含む人と物の「移動」が仕事でもある/仕事でもあった回答者さん、なにより、「駐在」が仕事の回答者さんや「留学」していた/「留学中」の方とかが、それらの「仕事先/駐在先/留学先」をここでノミネートするのは「職権乱用」で駄目なのかしら?

 

 

ロンドンはハイドパーク(φ Hyde)を会場に開催された、

1851年の第一回万国博覧会を切っ掛けに設立された世界初の旅行代理店、トマス・クック社を創業したトマス・クック。そのクックの決定版の伝記を書いた、ピアス・ブレンドはこう断言している。

 

>探検とはまったく知られていないものの発見であり

>旅行とはあまり知られていないものの発見。而して、

>観光とは既に知られているものの発見である、と。

 

この「探検」は「either an exploration or an expedition」であって、よほどの偶然か植字ミスがない限り「any adventure」ではないことは間違いないでしょう。つまり、正直、残念ながら、ピアス・ブレンドの原文を見つけることがまだできていないだけではなくて、ここから先は、いつもの「我田引水」になりますよということです。

 

而して、

蓋し、

 

わたしはこの3行詩とも観念すべきブレンドの達観を目にして、

共感の喝采を叫びました。なるほど、と。以下結論。畢竟、

 

①観光とは「もの」ではなくて「こと」、換言すれば、「物語」の提供である

②観光ビジネスの勝負はリピーター率×客消費単価×滞在時間の逆数

③人口が1億を越える世界の11ヵ国においては、就中、観光ビジネスが他の産業よりも生産性において優れているとは必ずしもいえない所謂「ポスト工業化社会」を抱える、アメリカ・日本・ロシア・メキシコにおいては、「外国人観光客」とほぼ同義の(日本語の)「inbound」という海外からの需要よりも「Intra-bound」、すなわち、国民の国内旅行が遥かに重要である

 

 

【再掲御免コロナくんと共生確定記念】今日は旅の日↗良かったと思った旅行先とな?”  

https://ameblo.jp/kabu2kaiba/entry-12845064097.html

 

【再録】私家版・海外修学旅行「お薦め行先」ランキング

https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/9daafe65e7468efcd00b1fe33aa56e3d

 

藤原新也「全東洋街道」(Zen Toyo Kaido)

https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/83a059d9e8f2b2a8a40fc26805d5ef6f

 

重ね地図で読み解く大名屋敷の謎↖️わが家には「ロンドン」と比べたりして楽しい一冊でした

https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/ff317af1c4828d7c02df5762dc0a0ba8